ファイアウォール機能 管理者ガイド
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第2章 機能> 2.2 アドレス変換機能

2.2.1 アドレス変換方式

アドレス変換機能では、送受信される IP パケットの IP アドレス情報またはポート番号を変換します。

以下の中継方式をサポートしています。

上記構成で、各アドレスを以下のように定義します。

アドレス

意味

IP-A

中継前パケットの送信元IPアドレス

IP-A'

中継後パケットの送信元IPアドレス

IP-B

中継前パケットの送信先IPアドレス

IP-B'

中継後パケットの送信先IPアドレス

IP-SDFW

送信先ホストから見た本製品のシステムのアドレス


アドレス変換機能では、以下のようにIPアドレス、ポート番号を変換します。

パケット情報

中継前

中継後

送信先NAT

送信元NAT

送信元NAPT(IPマスカレード方式)

送信元IPアドレス

IP-A

IP-A

IP-A'

IP-SDFW

送信元ポート番号

1000

1000

1000

ANY

送信先IPアドレス

IP-B

IP-B'

IP-B

IP-B

送信先ポート番号

2000

2000

2000

2000

:マークのある箇所が変換されることを意味します。

ANY : ポート番号が不定であることを意味します。

以下に、それぞれの変換方式について説明します。


下へ2.2.1.1 送信先NAT
下へ2.2.1.2 送信元NAT
下へ2.2.1.3 送信元NAPT

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