ファイアウォール機能 環境設定ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第3部 ファイアウォール機能独自環境設定(Solaris版/Windows版)> 第13章 環境設定(Solaris版)> 13.8 ユーザ認証の環境を設定する

13.8.8 RADIUS クライアント設定

リモート認証を行う場合に、認証クライアントである RADIUSクライアントに関する設定を行います。

RADIUS クライアント設定は、RADIUS クライアント設定画面で定義します。RADIUS クライアント設定画面は、以下の手順で起動します。

  1. セットアップ画面で、「認証」メニューから"RADIUS クライアント"を選択します。RADIUS クライアント設定画面が表示されます。

[図: RADIUS クライアント設定画面]

■画面

以下に、RADIUS クライアント設定画面の設定項目について説明します。

◆認証キー

RADIUS サーバが RADIUS クライアント( 本製品)を認識するためのキーを、最大 64 けたの英数字で指定します。この値は、RADIUS サーバと設定を合わせる必要があります。

◆認証リトライ回数

認証要求の再送回数を 1 〜 999 回の範囲で指定します。初期値は "3" です。

◆認証タイムアウト時間

認証要求送信後、応答を待ち合わせる間の時間を 1 〜 999秒の範囲で指定します。初期値は "10" です。

◆課金リトライ回数

課金要求の再送回数を 1 〜 999 の範囲で指定します。初期値は "3" です。

◆課金タイムアウト時間

課金要求送信後、応答を待ち合わせる間の時間を 1 〜 999秒の範囲で指定します。初期値は "10" です。

◆サーバ一覧

定義されている RADIUS サーバ名が表示されます。

当リストに表示されているサーバは、リストの上から順に優先順位が高くなっています。認証リトライ回数を超えた場合、優先順位に従って、認証サーバが切り替えられます。優先順位は、リストの横の"上へ"または"下へ"ボタンで変更することができます。

■操作手順

以下に、RADIUS クライアントに関する設定手順について説明します。

RADIUS クライアントの環境を設定する

RADIUS クライアント環境を設定する場合は、以下の手順で行います。

  1. RADIUS クライアント設定画面の[設定値]パネルで、認証を行う RADIUS クライアンの環境を設定します。

  2. 「サーバ一覧」リストに、ユーザ認証を行える RADIUS サーバが表示されるので、認証時の優先順位を設定します。リストの上から順に優先順位が高いので、優先順位を設定する場合は、サーバ名を選択して"上へ"または"下へ"ボタンをクリックして、サーバの表示順序を変更します。

  3. "了解"ボタンをクリックすると、変更内容が反映され、セットアップ画面に戻ります。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2000-2006