ファイアウォール機能 環境設定ガイド
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第3部 ファイアウォール機能独自環境設定(Solaris版/Windows版)> 第13章 環境設定(Solaris版)> 13.6 ログ/アラートを設定する

13.6.2 アラート機能の動作環境の設定

アラート機能の動作環境を設定します。アラート機能の動作環境の設定は、アラート設定画面で行います。アラート設定画面は、以下の手順で起動します。

  1. セットアップ画面で、「ログ/アラート設定」メニューから"アラート設定"を選択します。アラート設定画面が表示されます。

[アラート設定画面]

■画面

以下に、アラート設定画面の設定項目について説明します。

◆[アラート通知]パネル

アラートの通知をコンソールに通知するかしないか、メール通知する場合の宛先などを設定します。

コンソール表示

アラートメッセージをコンソールで表示するかどうかを指定します。初期値は"行う"です。

アラートメール送信先

アラートイベントの発生を通知するメールの送信先を 512 バイト以内で指定します。初期値は省略(アラートメール通知なし)です。

アラート時実行コマンド

アラート発生時に実行するコマンドを指定します。初期値は"コマンド指定なし"です。コマンドの標準入出力、エラー出力はコンソールに割り当てられます。指定するコマンドは、目的の処理を行った後、終了するように設定してください。また、コマンドの第一引数には、アラートメールで通知される形式と同様の形式のメッセージが設定されます。

◆[パケットフィルタリング]パネル

パケットフィルタリングにおけるアラートの発生のしきい値を設定します。

パケット監視単位時間

アラートイベントの発生を判定するための単位時間を秒単位( 1 〜 86400 )で指定します。ここで指定した時間間隔で破棄パケット数をカウントし、アラート判定基準値を超えた場合、アラートイベントが発生したと判定されます。初期値は "60 (秒)"です。

アラート判定基準値

パケット監視単位時間内で、破棄パケット数がいくつ以上検出された場合にアラートイベントが発生したと判定するかの基準値( 1 〜 255 )を指定します。基準値には、以下の 2 種類があります。

どちらとも初期値は "20(回)"です。

オーバーフロー通知

オーバーフロー発生時に、メール通知するかどうかを指定します。"行う"を設定した場合は、メールの送信先を指定します。この項目を指定する場合は、ファイル格納ディレクトリとメールスプールとを別パーティションにする必要があります。初期値は"行う"です。

監視対象ポート番号

送信先ポートとして使用された場合にアラートを通知するポート番号を指定します。この項目は、フィルタリング条件とは無関係に指定されたポート宛のパケットを検出した時点でアラートイベントとして判定されます。TCP、UDP それぞれに指定します。以下に、それぞれの初期値を示します。

◆[暗号ゲートウェイ]パネル

SDFW暗号(Safegate暗号)通信におけるアラート発生のしきい値を破棄パケットの数で指定します。

アラート判定基準値

受信パケットの復号処理時に、破棄パケット数がいくつ以上検出された場合にアラートイベントとして判定するかの基準値(1〜255) を、相手暗号GW単位で指定します。初期値は10です。

◆[ IPsec ]パネル

IP セキュリティ通信におけるアラート発生のしきい値を破棄パケットの数で指定します。

アラート判定基準値

エラーパケット数がいくつ以上検出された場合にアラートイベントとして判定するかの基準値(1〜255) を指定します。初期値は5です。

本パラメタは、IPsecゲートウェイとIKEゲートウェイで共通です。


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