ファイアウォール機能 環境設定ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第2部 統合環境設定> 第5章 ポリシー情報の作成方法> 5.10 二重化システム(Solaris版/Windows版)

5.10.3 設定方法

管理コンソール上での二重化システムの設定方法について説明します。

■二重化システムを構成する場合

クラスタシステム、ホットスタンバイシステムを構成する場合、以下の手順で設定してください。

なお、本構成は、Solaris版、またはWindows版で構成できます。

  1. 1台目のシステムに対して、リソース/ポリシー情報を設定します。

  2. 1台目のシステムのリソース/ポリシー情報を複写し、これを2台目のシステムのリソース/ポリシー情報とします。

  3. 2台目のシステムのリソース/ポリシー情報のなかで、2台目のシステムに固有な実IPアドレスを編集し、2台目のシステムのリソース/ポリシー情報を設定します。

  4. 設定したリソース/ポリシー情報を、二重化システムを構成するそれぞれのシステムに配信します。

■ネットワーク二重化を構成する場合

ネットワークの二重化システムを構成する場合、特別な手順は必要ありません。

なお、本構成は、Solaris版のみ構成できます。

なお、いずれの場合においても、「IPアドレスリソース」として設定するIPアドレスは、二重化システムを構成するパターンに応じて、それぞれ異なりますので注意してください。

以下に、構成例に応じた設定方法を示します。

システム二重化なし+ネットワーク二重化を構成する場合

管理コンソール上では、NIC切替え、高速切替えそれぞれの構成に応じて、上記IPアドレスリソースを設定してください。

システム二重化あり+ネットワーク二重化を構成する場合

管理コンソール上では、運用系について、NIC切替え/高速切替えに関するIPアドレスリソースを設定し、これを待機系のリソース/ポリシー情報として複写後、待機系固有の情報を編集してください。

また、編集後、運用系/待機系それぞれに対して、ポリシーを配信してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2000-2006