ファイアウォール機能 環境設定ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第2部 統合環境設定> 第5章 ポリシー情報の作成方法> 5.8 ユーザ認証ポリシー(Solaris版/Windows版)> 5.8.3 認証ユーザに許可するアクセス制御ポリシーの設定> 5.8.3.2 設定方法

5.8.3.2.2 認証リダイレクト通信

認証許可したクライアント端末とサーバ本体間で送受信されるIPパケットは、サーバ本体のインタフェースで受信し、リダイレクト先となるサーバに対しては、リダイレクト先となるサーバが接続されたインタフェースからIPパケットが送信される特性があります。

統合環境設定では、この特性を利用し、認証クライアントが接続され、認証クライアントからのパケットを受信するインタフェース配下にアクセス制御ポリシーを作成し、このインタフェースを「入力インタフェース」とします。また、リダイレクト先のサーバ宛にIPパケットを送信するインタフェースを「出力インタフェース」とし、これを通信フローで設定します。

上図2の認証リダイレクト通信ポリシーは、以下のように、「入力インタフェース(IF-A)」配下に、許可するアクセス制御ポリシーの分だけフィルタリング・ルールを作成します。

認証ユーザ:SDFWユーザ

SDFW 認証許可通信の場合と同様です。

IPsec通信提案

SDFW認証許可通信の場合と同様です。

認証期間

SDFW 認証許可通信の場合と同様です。

フィルタ条件:フィルタ条件1

項目

(フィルタエントリ)

説明

種類

フィルタエントリをANDで評価(フィルタリスト)

接続元IPアドレス

CL2

接続先IPアドレス

SVR

接続先ポート

SVR宛て接続先ポート

接続元ポート

CL2側接続元ポート(任意ポートの場合は省略)

人(接続元を利用している)

SDFW ユーザ

(SDFW ユーザで設定したユーザ情報と関連付けます)

アクセス制御動作:認証リダイレクト

項目

説明

リダイレクト先サーバIPアドレス

リダイレクト先となる送信先IPアドレスを設定します。

通信フロー

項目

説明

上位階層のアダプタ

入力インタフェースとなるIF-Aの情報が表示されます。

対象となるアダプタ

リダイレクト先のサーバが接続されている出力インタフェースとなるIF-Bを選択します。

フィルタリング・ルール

ルール項番

項目

説明

1

作成位置

IF-A

フィルタ条件

フィルタ条件1

動作

アクセス制御動作:SDFW 認証リダイレクト

SDFW ログ採取


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2000-2006