ファイアウォール機能 環境設定ガイド
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第2部 統合環境設定> 第5章 ポリシー情報の作成方法> 5.1 ファイアウォール機能のポリシー情報作成の準備作業> 5.1.4 ファイアウォール機能特有のリソース設定

5.1.4.1 ブロードキャストパケットに対するリソース設定

ブロードキャストパケットに対するフィルタ条件は、接続先IPアドレスとしてブロードキャストアドレスを設定します。このため、ブロードキャストを生成するサービスが使用しているブロードキャストを、あらかじめIPアドレスリソースとして設定しておく必要があります。一般的な運用で生成されるブロードキャストアドレスには、以下のものがあります。

サービス

ブロードキャストアドレス

説明

route

サブネットブロードキャスト

接続されたインタフェースのサブネットブロードキャスト宛てに送信されます。

NetBIOS

ブロードキャスト

255.255.255.255宛てに送信されます。

DHCP

ブロードキャスト

255.255.255.255宛てに送信されます。

上記ブロードキャストパケットは、ネットワーク運用を行うためなどに利用されており、通常、これらのパケットに対するログ情報の採取やアラート通知は不要です。この場合、上記ブロードキャストアドレス及び、サービスに対するフィルタ条件を設定し、ログ採取を行わない動作を設定します。

これにより、不要なログ情報やアラート情報の生成を防止することができます。


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