ファイアウォール機能 インストールガイド |
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第5章 インストール(Windows版) | > 5.2 ファイアウォールシステムのインストール |
本製品のネットワークドライバであるBASEドライバをインストールします。
以下に、BASEドライバのインストール手順について説明します。
なお、ここで設定した環境を変更する場合、本コンポーネントの再インストールが必要となります。
"Administrator"または、"Administratorsグループ"に所属するユーザでログオンします。
本製品のCD-ROMをCD-ROMドライブに挿入すると、統合インストーラが起動されます。
統合インストーラ画面で「インストール」をクリックします。コンポーネントの選択画面が表示されます。
「ファイアウォール」の「BASEドライバ」を選択し「インストール」をクリックします。BASEドライバのインストールプログラムが実行されます。
[インストール先の選択]で、インストール先のフォルダを指定します。
[サーバの設定]で、管理に利用するネットワークアダプタを選択します。
環境設定方法として統合環境設定を使用する場合は、ポリシーを配信する管理コンソールからポリシーを受信するネットワークアダプタを選択してください。
環境設定方法としてファイアウォール独自設定を使用する場合は、隠蔽側ネットワークアダプタを選択してください。
「二重化機能の選択」で、二重化機能を使用するか使用しないかを指定します。二重化機能を使用する場合、「二重化機能を使用する」をチェックし、各ネットワークアダプタに対する代表IPアドレスとサーバ種別(プライマリサーバ/セカンダリサーバ)を指定します。
「ファイルコピーの開始」で、設定した内容が正しいことを確認し、「次へ」を選択します。インストールが開始されます。
インストールが終了したら、画面の指示に従ってシステムを再起動します。
注意
管理者グループに所属していないアカウントでインストールを実行すると、以下のエラーが表示されることがあります。インストール作業は、管理者グループに所属しているアカウントで実行してください。
セットアップは、アンインストールシールドが使用中であることを検出しました。アンインストールシールドを閉じ、セットアップを再起動してください。
エラー 432
BASEドライバのインストール後には、必ずシステムを再起動してください。システムの再起動を行わなかった場合、それ以降のインストールが正しく行われない場合があります。
BASEドライバをWindows 2000 Server、Windows Server 2003にインストールした場合、システムログに以下のイベントが出力されますが、動作には問題ありません。
F3NDBASE:TCP/IPプロトコルのIPアドレス設定の取得に失敗しました
F3NDVMAC:アダプタの関連付け情報の読み込みに失敗しました
Windows 2000 Server、Wndows Server 2003に対するBASEドライバのインストールが失敗した場合は、マシンの再起動後に、BASEドライバを再インストールしてください。
Traffic Director(負荷分散/QoS制御機能)とBASEドライバを同時にインストールすることはできません。
Traffic Director(負荷分散/QoS制御機能)が以下のような環境設定である場合、サーバ本体 (ファイアウォール機能)をインストールできません。
動作モードが「ルータ」以外である場合
Traffic Director(負荷分散/QoS制御機能)の以下のサービスがインストールされている場合、サーバ本体 (ファイアウォール機能)のインストール時にそれらのサービス/ドライバのスタートアップの状態は”無効”に設定されます。
FUJITSU ND アクセス制御ドライバ
FUJITSU ND NAT+ドライバ
FUJITSU ND イベント制御サービス
以下のサービスがインストールされているシステムにはインストールすることができません。該当するサービスを削除した後、再度インストールを実行してください。なお、動的経路制御を行なう場合(RIP for Internet Protocolを利用する場合)、一旦、RIP for Internet Protocolを削除して、BASEドライバをインストールし、再度、RIP for Internet Protocolをインストールしてください。
サービス |
サービス名 |
---|---|
DLCプロトコル |
DLC |
IPX/SPX互換トランスポート |
NwlnkIpx |
NWLink NETBIOS |
Nwlnknb |
NetBEUIプロトコル |
NBF |
DHCPリレーエージェント |
RelayAgent |
DHCPサーバ |
DNCPServer |
DNSサーバ |
DNS |
RIP for Internet Protocol |
IpRip |
RIP for NWLink |
NwlnkRip |
ネットワークモニタ |
bh |
注意事項ネットワークモニタ(bh)を削除してもインストールできない場合があります。
その場合は、レジストリエディタを使用して以下のレジストリキーを削除してください。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\bh]
Windows2000のパッチ(Q313664)またはSP4以降を適用した環境にBASEドライバをインストールしようとした場合、またはWindows Server 2003にBASEドライバをインストールしようとした場合、以下の警告エラーが表示されますが、動作に影響はありません。警告エラーで「いいえ」を選択してインストールを完了させてください。
Windows2000の場合
以下のサービスがインストールされている場合、BASEドライバは正常に動作しません。 該当サービスを削除後、再度インストールを実行してください。 NDIS Usermode I/O プロトコル |
Windows Server 2003の場合
以下のサービスがインストールされている場合、BASEドライバは正常に動作しません。 該当サービスを削除後、再度インストールを実行してください。 NDIS Usermode I/O プロトコル Remote Access PPPOE Driver |
本製品がインストールされている状態で、Windows2000のパッチ(Q313664)またはSP4以降を適用した場合、以下のコマンドを実行してください。
$INSTDIR\BASE Driver\setvmac2.bat |
$INSTDIR:製品インストールディレクトリ
ハードウェアの構成変更については、以下の点に注意してください。
BASEドライバがインストールされている状態では、基本ボードLANを含めて、LANカードの増設、取外し、交換はできません。
Windows 2000 Server、Wndows Server 2003の場合、LANカードの設定(ネゴシエーション方式や入力バッファ等の設定)を変更することはできません。
これらの作業を行う場合、製品の再インストールが必要となります。
サーバ本体(ファイアウォール機能) を単体で運用されている環境にTraffic Directorを導入して負荷分散機能または帯域制御機能を利用する場合は、以下の手順でインストールを行う必要があります。
サーバ本体(ファイアウォール機能)のアンインストール
ポリシー・クライアントのアンインストール
BASEドライバのアンインストール
ポリシー・クライアントのインストール
Traffic Director(負荷分散/QoS制御機能) のインストール
サーバ本体(ファイアウォール機能)のインストール
二重化機能を使用する場合、全てのネットワークアダプタに対して代表IPアドレスを設定する必要があります。代表IPアドレスは、プライマリサーバとセカンダリサーバで同じIPアドレスを設定する必要があります。
本ソフトウェアは、ネットワークセットアップをサポートしていません。
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