TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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K.3 TeamWARE Officeの運用
ここでは、クラスタシステム上でTeamWARE Officeを運用する場合に注意すべき内容を説明しています。
◆コントロールパネル上での操作禁止
TeamWARE Officeをインストールすると、コントロールパネルへTeamWARE Officeサービス、およびTeamWARE Office rfc1006汎用サービスが登録されます。
しかし、コントロールパネルから、TeamWARE Officeサービス、およびTeamWARE Office rfc1006汎用サービスを開始または停止すると、クラスタシステムとして運用されず、異常が発生した場合の待機系サーバへの切り替えができませんので、コントロールパネル上での操作はしないでください。
◆異常検出時のTeamWARE Officeサーバとクライアントの動作
運用系サーバで異常が発生した場合の待機系サーバへの切り替えは、異常が発生したときのクライアント(TeamWARE Officeアプリケーション)の状態によって、以下のようになります。ただし、TeamWARE Officeプログラム異常や、共有ディスク異常のような場合、共有ディスク内の異常は、切り替え不可となります。
- クライアントからサーバへサービスの依頼を行っている場合
クライアントからサーバへのサービスの依頼中に、以下のようなエラーが発生した場合、再度サーバへの接続を行う必要はありません。
エラーが発生した時点で依頼していたサービスの依頼を再度行うだけで、待機系サーバへ切り替わり、継続してサービスを利用できます。
- ネットワークエラーが発生
- 接続に失敗
- サーバが動作していないため操作が完了できません
- サーバが混雑しているか動作していないため操作を完了できません
- 検索はキャンセルされたため検索結果は完全なものではありません
- OSエラーが発生しました
- クライアントからサーバへサービスの依頼を行っていない場合
クライアントからサーバへサービスを依頼した時点で自動的に待機系サーバへ切り替わります。
この場合、利用者は、切り替えの有無を意識することはありません。
◆運用上の注意
- TeamWARE Officeのプログラムグループの[TW Start]アイコン、[TW Stop]アイコン、[to start]コマンド、
および[to stop]コマンドは、クラスタシステム運用でTeamWARE Officeのグループ名、およびリソース名を使用するため、
TeamWARE Officeグループ名、およびリソース名は変更しないでください。
- 切り替え時の注意事項
- 運用系サーバと待機系サーバ間で切り替えが発生した場合、切り替え先サーバでTeamWARE Office汎用サービスがオンラインにならない場合は、
切り替え元のサーバの電源を切断してください。
- 切り替え時のTeamWARE Office汎用サービスがオンラインになる時間は、各サービスのデータベースの容量によって異なります。
- SearchProをインストールして運用中、かつ、SearchProのインデックス処理中に、
クラスタシステムで登録したTeamWARE Officeグループを運用系サーバから待機系サーバに切り替えた後、
すぐに元のサーバにTeamWARE Officeグループを戻す場合、そのTeamWARE Officeグループの切り替えに30分以上かかることがあります。
もし、すぐに元のサーバにTeamWARE Officeグループを戻す場合は、TeamWARE Officeサービスをオフラインにした後に、
元のサーバをリブート後に切り替えを実施してください。
- SearchProサービス使用時の注意事項
SearchProサービスでは、待機系サーバへの自動切り替えは行われません。
クライアントで以下のエラーが発生した場合は、クライアントを一度終了し再度起動してください。
また、終了の操作においても、以下のエラーが発生することがありますが、そのまま操作を継続してクライアントを終了させてください。
- ネットワークエラーが発生しました
- アプリケーションエラー
- オンラインバックアップ処理中の注意事項
オンラインバックアップ処理中にクラスタアドミニストレータからのTeamWARE Officeサービスのオフラインまたはグループの移動を行わないでください。
オンラインバックアップ処理中とは、以下の範囲を示します。
- [to tran suspend]コマンド実行後、[to tran resume]コマンドを実行するまで
- [to backup on]コマンド実行後、[to backup off]コマンドを実行するまで
- 待機系サーバへの切り替えが失敗する場合の注意事項
TeamWARE Officeサーバ運用中にTeamWARE Officeグループの待機系サーバへの切り替えが失敗した場合、
クラスタリソースの設定が正しくない場合があります。
この場合には、“TeamWARE Office インストールガイド”の“8.1.5 インストール後の確認事項”を参照して、設定値の確認、および修正を行ってください。
◆TeamWARE Officeサービス起動時の注意事項
TeamWARE Officeサービスを起動する場合、クラスタシステムで登録したTeamWARE Officeグループを、起動するサーバに移動する必要があります。インストール直後のTeamWARE Officeグループは、最後にインストールしたサーバ上に存在します。
TeamWARE OfficeグループをTeamWARE Officeサービスを起動するサーバに移動後、プログラムグループ内のアイコン、またはクラスタサービスのTeamWARE Officeグループをオンラインにしてください。
◆TeamWARE Officeサービスのアンインストール時の注意事項
TeamWARE Officeサービスのアンインストールは、以下の手順で行います。
- クラスタシステムで登録したTeamWARE Officeグループを、スレーブサーバ側に移動します。
- プログラムグループ内のアンインストーラアイコンを起動してアンインストールを行います。
- TeamWARE Officeグループをマスターサーバ側に移動し、アンインストーラを起動します。
アンインストールの詳細については、“TeamWARE Officeインストールガイド”を参照してください。
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