TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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付録I toxdconfツール | > I.3 エンタープライズマスターサイトでの操作 |
“5- 他のオプション”は、すべてのサイトタイプで使用できます。
この項目で操作/設定できる内容について以下に説明します。
“1- サイト詳細表示”は、toxdconfツールを起動しているサイトの詳細情報を表示します。
表示する項目を以下に示します。
“エンタープライズマスターサイト”、“エリアメンバーサイト”のどれかを表示します。
インストール時に設定されたサイト名を表示します。
インストール時に設定された国名を表示します。
インストール時に設定された組織名を表示します。
インストール時に設定されたエリア名を表示します。
“6- エンタープライズディレクトリ内のサイトをリフレッシュ”は、サイトエントリのすべてのエントリ情報を、エンタープライズマスターサイトのエンタープライズディレクトリに反映します。
“7- エンタープライズディレクトリからサイトを削除”は、エンタープライズマスターサイトのエンタープライズディレクトリから、サイトエントリのすべてのエントリ情報を削除します。
“8- ディレクトリバックアップ/リストア管理”は、エンタープライズディレクトリの情報をファイルへ退避します。また、退避したファイル(以降、バックアップファイルと呼びます)から、エンタープライズディレクトリの情報を復元します。バックアップファイルには、エンタープライズディレクトリ情報を圧縮したものが格納されます。
退避/復元の対象は、[toxdconf]コマンドを投入したサイトのエンタープライズディレクトリです。
エンタープライズディレクトリのバックアップ/リストアを行う場合、TeamWARE Officeのバックアップ/リストアを行う必要があります。TeamWARE Officeのバックアップ/リストアについては、“19章 データベースの保全”を参照してください。
エンタープライズディレクトリをディスクにバックアップします。
この操作は、エンタープライズディレクトリの動作の有無にかかわらず行うことができます。
インストール直後の状態では、バックアップファイルは、TeamWARE Officeサーバインストールディレクトリ配下の\i500\twgディレクトリに作成します。
バックアップファイルを作成するディレクトリは、ユーザの指定により変更できます。バックアップファイルの格納先は、バックアップファイルの管理と保全性などから、TeamWARE Officeインストールディレクトリ以外のドライブ(または、移動可能な媒体)にすることをお勧めします。
バックアップ終了時に、エンタープライズディレクトリの不要なバックアップファイルと不要なログファイルは自動的に削除されます。更新ログファイルは、エンタープライズディレクトリが頻繁に更新されるため、定期的にバックアップを行う必要があります。バックアップは、毎月実施することをお勧めします。
バックアップファイルから、エンタープライズディレクトリ情報を復元します。この操作は、エンタープライズディレクトリを停止してから行う必要があります。
このメニューを選択すると、バックアップファイルの一覧が表示されます。
表示例を以下に示します。
backup1.000 2000/02/20,18:10:01 TeamWARE Enterprise Directory Backup backup2.000 2000/02/20,18:10:30 TeamWARE Enterprise Directory Backup (↑この場合指定できる番号は、“1”または“2”です。) enter backupnumber:
上記メッセージに対し、リストアするバックアップファイルの番号を指定し、リストアを開始します。
リストアが終了すると、“Database unfrozen”のメッセージが表示されるので、改行を押下しtoxdconfの選択画面に戻ります。
エンタープライズディレクトリをバックアップする際の位置を指定します。
バックアップファイル格納先ディレクトリを変更します。
バックアップファイルを作成するディレクトリ名は、30文字以内で指定します。また、格納先ディレクトリは、事前に作成しておく必要があります。
指定内容には、以下の2種類があります。
TeamWARE Officeサーバインストールディレクトリ\i500\twgディレクトリからの相対パスとして設定されます。
例 backup
TeamWARE Officeサーバインストールディレクトリ\i500\twg\backup
以前に設定されたバックアップファイル格納先ディレクトリに存在するバックアップファイルをすべて指定したディレクトリに移動します。
移動が終了したと思われるところで改行を押すと、toxdconfの選択画面に戻ります。移動の終了は、画面では確認できません。
バックアップファイルの格納先ディレクトリ名には、日本語文字列を指定しないでください。 |
“9- クライアント検索ベースの更新”は、TeamWARE Directoryの共用ディレクトリの検索などで使用する検索ベースの分類名を変更します。
検索ベースが“広い範囲”の初期値は、このサイトの属する組織の識別名です。共用ディレクトリの検索などで“広い範囲”を指定して検索を実行した場合、このサイトの属する組織内のエントリが検索の対象となります。
検索ベースが“狭い範囲”の初期値は、このサイトの属するエリアの識別名です。共用ディレクトリの検索などで“狭い範囲”を指定して検索を実行した場合、このサイトの属するエリア内のエントリが検索の対象となります。
TeamWARE Officeシステム管理者は、これらの初期値を、たとえば、“狭い範囲”の検索ベースを階層化組織の識別名に変更するなどにより、ユーザの検索の範囲を絞り込むことができます。
“10 - エンタープライズディレクトリの定期保守”は、エンタープライズディレクトリでエラーが発生したときのエラーログ(TeamWARE Officeインストール先/i500/twg/Elogs配下のファイル)の定期保守です。定期的に削除を行う必要があります。削除する周期は1ヶ月から3ヶ月に一度行ってください。
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