TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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付録C [to config]コマンド | > C.3 トランスポートのセットアップ |
ここでは、 TCP/IP用トランスポート定義の変更例を説明します。
説明 |
操 作 方 法 |
1 |
c:\to>to config |
[to config]コマンドで設定するネットワークアドレスには、IPアドレス、hostsファイルで定義したホスト名、DNSの完全修飾ドメイン名が指定できます。ここで指定したネットワークアドレスは、そのサーバに接続されるクライアント側で、[to config]コマンドで設定された名前からIPアドレスに変換できる必要があります。これは、TeamWARE Officeのログイン処理で、[to config]コマンドで設定されたサーバのネットワークアドレスがクライアントに通知され、クライアントはそれを使用して接続要求を行うためです。
通常、サーバのネットワークアドレスは1つであるため、特別な考慮は必要ありません。しかし、TeamWARE Officeをインストールしたコンピュータが、2つのIPアドレスを持つようなLAN構成では、トランスポートアドレスの設定に注意が必要です。
サーバにLANボードを2枚実装し、1枚は内部LAN用、もう一方は外部LAN用として使用する運用形態では、[to config]コマンドで設定するサーバのネットワークアドレスに注意が必要です。内部LANに接続されたクライアント、外部LANに接続されたクライアントの両方で[to config]コマンドで設定したネットワークアドレスが解決できる必要があるためです。
クライアントにhostsファイルを定義してサーバのネットワークアドレスを解決する方法を示します。
ファイヤーウォールの内部と外部でサーバのIPアドレスが異なる運用を行う場合、前項で示した定義をクライアント側で行う必要があります。
ファイヤーウォールの内部で使用するクライアントのhostsファイルには、内部用のサーバIPアドレスを定義し、外部で使用するクライアントのhostsファイルには、外部用のサーバIPアドレスを定義します。
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