TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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付録C [to config]コマンド> C.3 トランスポートのセットアップ

C.3.1 トランスポートの変更

ここでは、 TCP/IP用トランスポート定義の変更例を説明します。

◆操作方法

説明

操 作 方 法

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c:\to>to config
エキスパートモードにしますか?[yes  ]
環境パラメータを変更しますか?[no  ]
このサーバはディレクトリサーバとして既にセットアップ済です.
セットアップ作業を進めるにはシステム管理者としてログインする必要があります.
システム管理者のパスワードを入力してください:[********                        ]
ディレクトリサーバに接続中です. お待ちください...
=======================================================
オプションセットアップ
選択1=トランスポート, 2=ライセンス, 3=サービス, 5=サーバ or 9=終了:1
=======================================================
現在インストールされているトランスポート(s):
1 = tcpip,240,0,

セットアップするトランスポート番号を選択してください(1または3、0で戻る):1
トランスポートドライバー番号1のパラメータを変更しています.
トランスポートドライバー名を入力してください:[tcpip]
コネクションタイムアウト時間を秒単位で指定してください:[240        ]
インターフェースアダプター番号を指定してください(0はシステムの標準設定を使用):
[0        ]
サーバのコンピュータ名を入力します.
通常は空欄のままEnterキーを押してください.
空欄の場合、システム標準設定のIPアドレスが使用されます.
コンピュータ名またはIPアドレスを入力してください(任意):
[                                          ]
=======================================================
現在インストールされているトランスポート(s):
1 = tcpip,240,0,

セットアップするトランスポート番号を選択してください(1または3、0で戻る):
= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
現在インストールされているトランスポート(s):
1 = tcpip,240,0,
使用するサーバトランスポートを選択してください.[1                      ]
これらの値でよろしいですか?[yes  ]

◆操作方法の説明

  1. [to config]コマンドを入力します。
  2. エキスパートモードにするため、“yes”を入力します。
  3. トランスポートの設定を行うので、“1”を入力します。
  4. 変更するトランスポート番を設定します。“1”は、TCP/IP用のトランスポートであることを示しています。
  5. トランスポートドライバー名を指定できますが、特に変更する必要がないため、[ENTER]キーを押します。
  6. インターフェースアダプター番号を指定できますが、特に変更の必要がないため、[ENTER]キーを押します。
  7. サーバのコンピュータ名には、IPアドレス、hostsファイルで定義したホスト名、DNSの完全修飾ドメイン名を指定できます。空欄のまま[ENTER]キーを押した場合、または空白を入力して空欄にした場合は、システム標準設定のIPアドレスが設定されます。通常、システム標準設定のIPアドレスでよいため空欄としますが、LANボードを2枚実装している運用形態などでは、設定に注意が必要です。これについては、“◆トランスポートアドレスの設定に注意が必要なLAN構成”を参照してください。
    また、Windows2000で利用する場合、LANケーブルが接続されていないなどの理由で、ローカルエリア接続が無効になっていると、システム標準設定のIPアドレスが127.0.0.1に変わる場合がありますので注意してください。
    Windows2000ではローカルエリア接続を有効にするか、正しいIPアドレスを設定するようにしてください。

◆トランスポートアドレスの設定に注意が必要なLAN構

[to config]コマンドで設定するネットワークアドレスには、IPアドレス、hostsファイルで定義したホスト名、DNSの完全修飾ドメイン名が指定できます。ここで指定したネットワークアドレスは、そのサーバに接続されるクライアント側で、[to config]コマンドで設定された名前からIPアドレスに変換できる必要があります。これは、TeamWARE Officeのログイン処理で、[to config]コマンドで設定されたサーバのネットワークアドレスがクライアントに通知され、クライアントはそれを使用して接続要求を行うためです。

通常、サーバのネットワークアドレスは1つであるため、特別な考慮は必要ありません。しかし、TeamWARE Officeをインストールしたコンピュータが、2つのIPアドレスを持つようなLAN構成では、トランスポートアドレスの設定に注意が必要です。

◆内部LANと外部LANを分離した運

サーバにLANボードを2枚実装し、1枚は内部LAN用、もう一方は外部LAN用として使用する運用形態では、[to config]コマンドで設定するサーバのネットワークアドレスに注意が必要です。内部LANに接続されたクライアント、外部LANに接続されたクライアントの両方で[to config]コマンドで設定したネットワークアドレスが解決できる必要があるためです。

設定方法

クライアントにhostsファイルを定義してサーバのネットワークアドレスを解決する方法を示します。

  1. [to config]コマンドで設定するサーバのネットワークアドレスに、hostsファイルもしくはDNSで指定した名前を指定します。この名前が、ログイン時にクライアントに返されます。DNSを使用していない場合、サーバ側のhostsファイルにホスト名を登録する必要があります。
  2. クライアント側のhostsファイルにサーバのホスト名を定義します。このとき定義するホスト名は、[to config]コマンドで設定した名前です。IPアドレスは、そのクライアントが接続されているLANボードのIPアドレスを指定します。マルチサーバ構成の場合、hostsファイルにすべてのサーバを定義する必要があります。

◆ファイヤーウォールの内部と外部でサーバのIPアドレスが異なる運

ファイヤーウォールの内部と外部でサーバのIPアドレスが異なる運用を行う場合、前項で示した定義をクライアント側で行う必要があります。

設定方法

ファイヤーウォールの内部で使用するクライアントのhostsファイルには、内部用のサーバIPアドレスを定義し、外部で使用するクライアントのhostsファイルには、外部用のサーバIPアドレスを定義します。

  1. [to config]コマンドで設定するサーバのネットワークアドレスに、hostsファイルもしくはDNSで指定した名前を指定します。この名前が、ログイン時にクライアントに返されます。DNSを使用していない場合、サーバ側のhostsファイルにホスト名を登録する必要があります。
  2. クライアント側のhostsファイルにサーバのホスト名を定義します。このとき定義するホスト名は、[to config]コマンドで設定した名前です。IPアドレスは、クライアント側がファイヤーウォールの内部なら、サーバの内部IPアドレス、外部なら、サーバの外部IPアドレスを指定します。マルチサーバ構成の場合、hostsファイルにすべてのサーバを定義する必要があります。


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