TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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第14章 Webサービスの管理> 14.12 Interstage Application Serverを利用したシングルサインオン

14.12.2 ユーザアカウントのマッピングルールの設定

ユーザアカウントのマッピングルーとは、TeamWARE OfficeのユーザアカウントをInterstage Application Serverのユーザ属性を使って、どのように特定するかの取り決めです。マッピングルールは、システム管理者とSSO管理者とで相談して取り決める必要があります。

TeamWARE Webサービスでは、TeamWARE Officeで作成・管理しているユーザアカウントを使用します。

シングルサインオンを行う場合、TeamWARE Officeと、連携するInterstage Application Serverの両方にユーザアカウントが必要です。シングルサインオンを行うTeamWARE Officeのユーザアカウントは、Interstage Application Serverのユーザアカウントと1対1に対応しなければなりません。システム管理者は、SSO管理者と、この対応の規則(マッピングルー)を取り決めなければなりません。Interstage Application Serverのユーザアカウントは、“uid(ユーザID)”、“employeeNumber(従業員番号)”、“mail(メールアドレス)”などの属性を含んでいます。

マッピングルールの例を以下に示します。

"従業員番号"、“メールアドレス”などの、ユーザアカウントに含まれる利用者の属性を、ユーザ属と呼びます。

ユーザアカウントのマッピングルールには、以下に示すInterstage Application Serverのユーザ属性が使用できます。標準値は、“uid”です。

なお、マッピングルールの初期値として、以下が設定されています。

SSOMapKey = LOGON_NAME
SSOMapFormat = %uid

これは、「Interstage Application Server のユーザアカウントのuid属性(InterstageでのユーザID)を、TeamWARE Officeのユーザアカウントのログイン名とする」という設定です。標準値を変更する場合は、TeamWARE Officeのインストールディレクトリにある、初期化ファイルで定義している[SSO]セクションを設定します。標準値でかまわない場合、初期化ファイルの設定は不要です。

  • uid以外のユーザアカウント属性をマッピングに使用する場合、Interstage Application Serverのリポジトリサーバで、定義ファイルの[credential-additional-attribute]項目に、使用する属性を定義する必要があります。詳細はSSO管理者に確認してください。
  • TeamWARE Webサービスではログイン名の大文字・小文字が区別されますが、Interstage Application Serverでは大文字・小文字を区別しない属性があります。cn, uid, employeeNumber, mail属性は区別されません。そのため、cn, uid、employeeNumber、mailをマッピングルールで使用するときは、TeamWARE Office はリポジトリサーバで定義されたとおりの文字列を、大文字・小文字を区別して使用することをSSO管理者に伝えてださい。“リポジトリサーバ”とは、認証サーバのユーザアカウントを管理しているサーバです。詳細は、“Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド”を参照してください。

[tximport]コマンドを使うと、新規にTeamWARE Webサービスのユーザを登録するときに、Interstage Application Serverのユーザアカウントから、TeamWARE Officeのユーザアカウントを作成することができます。また、[tximport]コマンドで、Interstage Application ServerとTeamWARE Webサービスのユーザアカウントの同期をとることもできます。[tximport]コマンドについての詳細は、“付録L [tximport]コマンド”を参照してください。

初期化ファイル(http.ini)の[SSO]セクショの設定例

[SSO]
SSOMapFormat = %employeeNumber


[SSO]セクションの説明

[SSO]セクションのSSOMapFormatキーにユーザアカウントのマッピングルールを指定します。指定形式を以下に示します。“[ ]”は省略可能であることを示します。“|”はどちらかを指定できることを示します。

指定形式には以下の2種類があります。

%employeeNumber → ユーザアカウントは 0001234
%employeeNumber+3 → ユーザアカウントは 1234
%employeeNumber-2 → ユーザアカウントは 00012

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