TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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第14章 Webサービスの管理 |
スケジュールの月表示において、あらかじめ定義された記念日などの日にアイコンを表示します。定義内容はサーバ全体に反映されます。利用者単位で定義することはできません。
記念日を定義するには、TeamWARE Officeをインストールしたフォルダ配下の/http/htd_7010/commonフォルダにある記念日の定義ファイル(anniversary.js)を書き換える必要があります。
Webサービスをインストールしただけの状態では、記念日の定義ファイルには何も定義されていないため、記念日の表示は行われません。
記念日の定義は、定義ファイルを設定したサーバでのみ有効です。このため、複数サーバで構成される環境では、サーバごとに同一の定義を行う必要があります。記念日用のアイコンイメージを独自に作成する場合(後述)についても同様です。
記念日の定義ファイルを変更した場合は、TeamWARE Office サーバの再起動が必要です。
Webサービスの記念日の定義は、TeamWARE Officeクライアントで定義する記念日とは互換性がありません。
記念日の定義ファイル(anniversary.js)では、以下の2つの形式の記念日を定義できます。
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1日単位の記念日の定義では、記念日の日付、名称、アイコンイメージおよび記念日の日付表示色の赤色変更を定義できます。
以下に、定義の記述形式を説明します。
entryAnniversary ("種別", "日付", "記念日の名称", "アイコンイメージのパス", "記念日フラグ");
表14.1に、1日単位の記念日の定義で指定できるパラメータを示します。各パラメータの前後は、"(ダブルクォート)で括ってください。
種別 |
記念日を定義する種別として、以下の値を指定します。 1:1回しか有効でない記念日の定義 |
日付 |
記念日を定義する日付を指定します。種別に応じて、以下の形式で指定します。 種別が 1 の場合:yyyymmdd(西暦年月日) 1桁の月または日の場合には、「0」を付加します。 |
記念日の名称 |
月表示のスケジュールに表示する、記念日の名称を指定します。 |
アイコン |
月表示のスケジュールに表示する記念日のアイコンイメージのドキュメントパス(Webサービスの初期化ファイルhttp.iniの[Document]セクションPathキーに設定したディレクトリ)からの相対パスを指定します。 通常 "/animg/アイコンイメージファイル名" と指定します。 |
記念日フラグ |
記念日を赤く表示します。 |
以下の例では、毎年7月20日を海の日として定義しています。
entryAnniversary("2","0720","海の日","/animg/flag.gif"); |
以下の例では、2004年12月31日を年末休暇として赤く表示する定義をしています。
entryAnniversary("1","20041231","年末休暇","/animg/flower2.gif","1"); |
Webサービスでは、TeamWARE Officeサーバをインストールしたフォルダ/http/htd_7010/animg に標準のアイコンイメージが格納されています。標準提供されているアイコンイメージは、14×14ドットの大きさのGIFファイルです。
アイコンイメージを独自に作成し利用したい場合は、作成したアイコンイメージを上記フォルダに格納し、格納したイメージの相対パスを、アイコンイメージのパスに指定します。
1日単位の記念日を複数定義することで、同一日に複数の記念日を定義することができます。 1日単位の記念日の定義で独自に作成したアイコンイメージを指定する場合、ファイル名に含まれる半角記号はASCII文字コードでエスケープしたものを指定してください。例えば "/animg/a&b.gif" というイメージファイルを指定する場合、 "/animg/a%26b.gif" と指定してください。
また、アイコンイメージのファイル名に全角文字が含まれる場合に、Microsoft(R) Internet Explorer の設定が「常にUTF-8 としてURLを送信する」になっているとアイコンイメージが表示されません。Microsoft(R) Internet Explorerの設定の「常にUTF-8 としてURLを送信する」を解除するか、1日単位の記念日の定義でアイコンイメージの指定にShift -JISの文字コードでエスケープしたものを指定してください。 アイコンイメージのパスにはファイル名を含めて50バイト以内のパスを指定してください。アイコンイメージのパスにはファイル名を含めて50バイト以内のパスを指定していないと動作は保証されません。 |
複数日にまたがる記念日の定義では、記念日の日付、名称および期間を定義できます。
以下に、定義の記述形式を説明します。
entryWeekAnniversary("種別", "日付", "記念日の名称", "記念日の日数");
表14.2に、複数日にまたがる記念日の定義で指定できるパラメータを示します。各パラメータの前後は[記念日の日数]を除いて"(ダブルクォート)で括ってください。
種別 |
記念日を定義する種別として、以下の値を指定します。 4:複数日にまたがる記念日の定義 |
日付 |
記念日を定義する開始日付を「yyyymmdd(西暦年月日)」の形式で指定します。1桁の月または日の場合には、先頭に「0」を付加します。 |
記念日の名称 |
月表示のスケジュールに表示する、記念日の名称を指定します。 |
記念日の日数 |
何日にわたって記念日とするかを指定します。 |
以下の例では、7月8日から12日までを社員研修として定義しています。
entryWeekAnniversary("4","20020708","社員研修",5); |
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