TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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第10章 POP3サービスの管理 | > 10.3 POP3サービスの運用 |
POP3クライアントからの接続を受け、必要に応じてTeamWARE のメールデータをRFC822形式(E-Mail形式)に変換し、POP3クライアントへ返却します。
POP3サービスは110番ポートを監視し、クライアントからの接続を待ち受けます。
POP3サービスのSSL対応では、POP3サービスとE-Mailクライアントの間の通信データを暗号化します。POP3サービスのSSL通信には、一般的に995番ポートを使用します。
POP3サービスでSSLを使用するためには、POP3サービス用のiniファイルに設定を記述する必要があります。to.iniの[TOSTART]セクションのtopop行に-iniに続けてiniファイル名を指定します。以下の例は、iniファイル名を「popssl.ini」とした場合です。なお、設定の反映には、TeamWARE Office サーバの再起動が必要となります。
[TOSTART] service = topop -inipopssl.ini |
・「-ini」オプションに指定するファイル名は、SSL設定を書いたiniファイル名を指定します。iniのファイル名は任意です。
・「-ini」オプションとiniファイル名の間には空白などを入れずに続けてiniファイル名を指定してください。
・ iniファイルはTeamWAREインストールディレクトリに作成してください。
以下にiniファイルの設定例を示します。[SSL]セクションにオプションを記述します。
[SSL] |
Use_SSL_Portには、“0”または“1”が指定できます。
“0”の場合、SSL通信は行いません。
“1”の場合、SSL_Portで指定されているポート番号でSSL通信を行います。省略時は“0”(SSL通信ポートを開かないで、通常通信ポートを開く)です。
SSLで使用するポート番号を指定します。指定値は0〜65535までです。省略時、および“0”の時は、“995”が指定されたと判断します。
サーバ証明書ファイルを指定します。SSL通信を行う場合は、この設定は省略できません。
サーバ証明書のチェックモードを指定します。
ID_MODE_SERVER:サーバ証明書の有効性をチェック
ID_MODE_NONE:有効性チェックを無効にする
省略時は、ID_MODE_SERVERです。
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