TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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第10章 POP3サービスの管理> 10.2 POP3サービスの構成

10.2.2 インターネットメール形式への変換

POP3サービスはTeamWARE Officeの受信メールフォルダに格納されたメールを、MIME標準で規定された方法でインターネットメール形式に変換し、POP3クライアントに渡します。MIME標準では表題などの日本語や、バイナリデータ、イメージ、ビデオなどのマルチメディアデータの添付ファイルのエンコード方法を規定しています。

表題や添付ファイルのエンコードには、ISO-2022-JP変換方式、Base64変換方式、AppleSingle変換方式などが用いられます。

なお、メッセージテキストがRTF(Rich Text Format)の場合は、テキストのみに変換されます。このとき、メッセージテキストに貼り付けられたオブジェクト(画像やファイルなど)は、“/?/”に置き換わります。また、表題やメッセージテキストに半角カタカナがある場合は、全角カタカナに変換されます(全角カタカナに変換されないように設定することもできます)。

  • POP3サービスは、日本語の表題やマルチメディアデータの添付ファイルをMIME標準で変換します。したがって、MIMEをサポートしていないPOP3クライアントでは表題や添付ファイルが正常に取り出せない場合があります。
  • インターネット形式に変換されたメールのサイズは、添付ファイルなどのエンコードにより、元のメールの約1.5〜2倍になります。

インターネットでは、メールに記述できる文字は、印刷可能なASCII文字に限られています。このため、日本語やバイナリデータなどは印刷可能なASCII文字に変換して記述されます。この印刷可能なASCII文字に変換することをエンコーといいます。また、変換された印刷可能なASCII文字を元の日本語やバイナリデータに戻すことをデコーといいます。


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