TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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第8章 MIMEゲートウェイの管理 |
スパムメールフィルタは、大きくわけて以下の2つの機能を提供します。
SMTPレスポンダへの接続に対してフィルタリングを行います。
機能的には、以下の2つがあります。
接続IPの監視によるフィルタリング機能
SMTPコマンドの監視によるフィルタリング機能
メールの解析処理においてフィルタリングを行います。
機能的には、以下があります。
ヘッダ情報の監視によるフィルタリング機能
スパムメールフィルタ機能はspam.iniで制御されます。さらに、各機能のフィルタ定義を記述するipfilters、smtpfilters、messagefiltersファイルが存在します。
各設定ファイルは、以下の場所にあります。
ファイル名 |
場所 |
説明 |
---|---|---|
spam.ini |
TeamWAREインストールディレクトリ/smtp |
フィルタ機能全体の制御 |
ipfilters |
TeamWAREインストールディレクトリ/smtp |
IPフィルタ機能の定義 |
smtpfilters |
TeamWAREインストールディレクトリ/smtp |
SMTPフィルタ機能の定義 |
Messagefilters |
TeamWAREインストールディレクトリ/smtp |
MESSAGEフィルタ機能の定義 |
スパムメールフィルタ機能はspam.iniで制御されます。
spam.iniの定義例を以下に示します。
[IP] [SMTP] [MESSAGE] |
[IP]、[SMTP]、[MESSAGE]は、それぞれ制御する各機能のセクションを意味しています。セクション内のオプションの意味は以下の通りです。
Loggingには、“on”または“off”が指定できます。
“on”の場合、動作ログを出力します。
“off”の場合、動作ログを出力しません。
省略時は、“off”(動作ログを出力しない)です。
Filtersには、“on”または“off”が指定できます。
“on”の場合、フィルタ機能が有効になります。
“off”の場合、フィルタ機能が有効になりません。
省略時は、“off”(フィルタ機能は有効にならない)です。
spam.iniおよびフィルタ定義(ipfilters、smtpfilters、messagefilters)は、MIMEゲートウェイの起動時に読み込まれます。また、これらの設定は、MIMEゲートウェイサービスの設定更新時に、再読み込みされます。したがって、フィルタの設定ファイルを更新した場合は、TeamWARE ADMINクライアントでMIMEゲートウェイサービスの設定に対して、「詳細情報の変更」を行う必要があります。
spam.iniの「Loggin」オプションに「on」を設定した場合、個別ログが出力されます。ログの出力先は以下です。
ファイル名 |
場所 |
説明 |
---|---|---|
spamfilter.log |
TeamWAREインストールディレクトリ/smtp |
フィルタ機能用のログファイル |
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