TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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第7章 メッセージルータの管理 | > 7.1 メッセージルータによるサイト間接続およびゲートウェイ経由のメールのルーティング |
X.400アドレスを使用したメールのルーティング方法は、tombx400.iniに設定します。tombx400.iniファイルは、ディレクトリサーバのインストールディレクトリ配下にあるbridgeディレクトリに保管されています。tombx400.iniファイルには [DISPATCH]セクションと[NODE]セクションがあります。
[DISPATCH]セクションには自サイトの動作に関する情報を設定します。[DISPATCH]セクションはtombx400.iniファイル中に1つだけ定義できます。フィールド名とフィールドの意味を表7.5に示します。
フィールド名 |
フィールドの意味 |
---|---|
Options |
options = (4) (3) (2) (1) |
Address_type |
X.400アドレスのアドレスタイプである1を指定します。 |
Embedded_max_size |
EmbeddedAddress化されたメールをルーティングするときのメールサイズの最大値をKB単位で指定します。省略値は0です。このサイズを超えた場合は、エラーメールとして扱います。 |
Gateway_max_hops |
ゲートウェイに届くまでに、いくつのサイトまで経由できるか指定します。0を指定すると無制限に経由できます。ここで指定する値は、tomb.iniのgateway_max_hopsが0の場合のみ有効となります。省略値は、0です。 この値を超えていた場合には、不達通知を返却します。 |
Own_node Own_node_t61 |
このサイトのX.400アドレスを示します。 アドレスにテレテックス文字(日本語文字)を使用しない場合はown_nodeに、使用する場合はown_node_t61に示します。 |
own_node、own_node_t61のフィールドについては、変更しないでください。 |
[NODE]セクションには他サイトとの結合に関する情報を設定します。[NODE]セクションはtombx400.iniファイル中に複数定義できます。
1つの[NODE]セクションに定義できるのは、1つの相手先サイトについてだけです。複数のサイトを定義したい場合には、サイトごとに[NODE]セクションを定義してください。
フィールド名とフィールドの意味を表7.6に示します。
フィールド名 |
フィールドの意味 |
---|---|
Target_node Target_node_t61 |
接続するサイトのX.400アドレスを指定します。ここで指定されたX.400アドレスをもつユーザあてのメールは、X.400ゲートウェイを経由せずに配付されます。アドレスにテレテックス文字(日本語文字)を使用しない場合はtarget_nodeに、使用する場合はtarget_node_t61に指定します。 |
Links |
左側の数字がtomb.iniのqueue_numberに対応します。右側の数字は0を設定してください。 |
max_hops |
受信サイトに届くまでに、いくつのサイトまで経由できるか指定します。0を指定すると無制限に経由できます。ここで指定する値は、tomb.iniのmax_hopsが0の場合のみ有効となります。 |
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