TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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目次
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5.1.1 システム管理者
システム管理者は、TeamWARE Officeシステムのセットアップと運用管理を担当する責任者です。TeamWARE Officeをインストールした直後は、“ADMIN”というログイン名、“ADMIN_サイト名”というユーザ名でシステム管理者用のユーザアカウントが登録されています。なお、このログイン名に対するパスワードは、サイトごとに異なった設定とすることも可能です。
大規模なシステムでは、数人のシステム管理者が必要となることもあります。システム管理者は、Directoryアプリケーションを利用して、ほかのユーザにシステム管理者の権限を与えることもできます。
- TeamWARE Officeをインストールした直後の“ADMIN”は、すべてのサービスの管理権を持ちます。しかし、“ADMIN”は、Mailサービス、Libraryサービス、Forumサービス、Calendarサービスを使用できない設定になっています。“ADMIN”を使用してすべてのサービスを共通管理することは、セキュリティ上好ましくないためです。各サービスの管理権は、“ADMIN”ではなく、システム管理者として任命したユーザに与えるようにし、通常は“ADMIN”を使用しないようにしてください。
- “ADMIN”ユーザを削除、または”ADMIN”というログイン名を変更すると、[to config]コマンドとWindows NT(R)のsetup.exeプログラムが正常に起動しません。 “ADMIN”は削除したり変更しないようにしてください。
- “ADMIN”ユーザの管理権、セキュリティのアドレス使用権は変更しないようにしてください。権限の変更では操作するユーザの権限より上位の権限を与えることができないため、再度元の権限を設定することができなくなる可能性があります。
- “ADMIN”ユーザを、組織再編成ユーティリティを使用して他サイトに移動しないでください。“ADMIN”ユーザが移動元サイトから削除され、[to config]コマンドとWindows NT(R)のsetup.exeプログラムが正常に起動しなくなります。
- TeamWARE Officeシステム管理者、およびマネージャが、自分のログインしているサイト以外を管理するには、サイト間直接アクセスの認証とサイト間直接アクセスの権限設定がされている必要があります。設定方法については、“11.4 サイト間直接アクセスの環境設定”を参照してください。
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