第5章 TeamWARE Mailを操作する
フォルダやフィルタを使ってメールを分類したり、不要なメールを削除するなど、メールの整理を行うことができます。
メールボックスのフォルダでメールを整理できます。メールボックスとは、ユーザ個人用のメール保管場所です。
メールボックスの中には、メール保管用のフォルダを作成できます。たとえば、売り上げ関連のメール用に“販売報告”という名のフォルダを作成するなどといったことができます。
以下に、フォルダが作成されている場合のメインウィンドウの例を示します。
◆フォルダの作成
フォルダを作成するには、以下のように操作します。
- メインウィンドウでメールボックス(
のアイコンが表示されているもの)をクリックします。
- メインウィンドウの[フォルダ]メニューで、[新規]コマンドをクリックします。
⇒ [新規フォルダ]ウィンドウが表示されます。
- フォルダ名フィールドに、作成するフォルダのフォルダ名を指定し、[OK]ボタンをクリックします。
◆サブフォルダの作成
フォルダの中にフォルダを作成できます。フォルダの中に作成したフォルダのことをサブフォルダと呼びます。
サブフォルダを作成するには、メインウィンドウで、中にサブフォルダを作成するフォルダをクリックしてから、[フォルダ]メニューの[新規]コマンドをクリックします。以降の操作は、フォルダを作成する場合と同じです。
サブフォルダが作成されているフォルダには、
が表示されます。
をクリック、またはフォルダ名をダブルクリックすると、サブフォルダが表示されます。
 |
受信メール、送信メールおよびごみ箱フォルダの中には、フォルダを作成できません。 |
受信メール、送信メールおよびごみ箱フォルダから、作成したフォルダにメールを移動できます。作成したフォルダが複数ある場合は、作成したフォルダ間でメールを移動できます。
メールを移動するには、以下のように操作します。
- メールの一覧から移動したいメールをクリックします。
複数のメールを選択するには、[Ctrl]キーを押しながらクリックします。
- メインウィンドウの[メール]メニューで、[フォルダへ移動]コマンドをクリックします。
⇒ [フォルダの選択]ウィンドウが表示されます。
- 移動先フォルダをクリックし、[OK]ボタンをクリックします。
⇒ メールが移動されます。
 |
- 受信メールおよび送信メールフォルダから、別のフォルダに移動したメールは、受信メールおよび送信メールフォルダには戻せません。
- フォルダ内にあるメールを、他のフォルダに移動しているときに、移動元のフォルダを削除しないでください。
|
◆フォルダの操作
[フォルダ]メニューにあるコマンドを使って、フォルダの変更、削除および移動を行うことができます。詳細については、オンラインヘルプを参照してください。
 |
メールフォルダの移動において、同時に移動できるフォルダの数は最大16個です。 |
メールを削除するには、以下のように操作します。
- メールの一覧から削除したいメールをクリックします。
複数のメールを選択するには、[Ctrl]キーを押しながらクリックします。
- メインウィンドウの[メール]メニューで、[削除]コマンドをクリックします。
⇒ 削除したメールは、ごみ箱フォルダに移動します。
 |
- 削除したメールを復元するには、ごみ箱フォルダから他フォルダにメールを移動します。ただし、受信メール、送信メールフォルダには移動できません。
- 標準設定では、Mailを終了するときに、ごみ箱は空になります。空になったごみ箱からは、メールを復元することはできません。ごみ箱にメールがある場合、Mailの終了時に、削除を確認するウィンドウが表示されますが、誤削除を防ぐため、メールの復元は、Mailを終了する前に行ってください。なお、[Mailオプション設定]ウィンドウの[メールボックス]ページでは、Mailの終了時にごみ箱を空にしないように指定できます。詳細については、オンラインヘルプを参照してください。
- 期日指定のメールを送信しないことにした場合は、そのメールを削除してごみ箱に移動させ、さらにごみ箱にあるメールを指定して削除してください。[ごみ箱を空にする]を指定するだけでは削除されないことがあります。
|
 |
- [受信メール]ウィンドウや[送信メール]ウィンドウで、[メール]メニューの[削除]コマンドをクリックしても、メールを削除できます。
- フォルダやメールを削除するとき、ユーザの確認を求めるウィンドウを表示するように指定できます。この指定は、[Mailオプション設定]ウィンドウの[確認]ページで行います。詳細については、オンラインヘルプを参照してください。
|
フォルダへメールを移動する場合、フィルタを作成し、移動するメールの選択と移動を自動で行うことができます。フィルタには、移動するメールの条件や移動先フォルダを指定します。
◆フィルタの作成
フィルタを作成するには、以下のように操作します。
- メインウィンドウの[オプション]メニューで、[フィルタの定義] コマンドをクリックします。
⇒[フィルタの定義]ウィンドウが表示されます。

- [フィルタの定義]ウィンドウで、[新規作成]ボタンをクリックします。
⇒[フィルタ定義−作成]ウィンドウが表示されます。

- フィルタ名、移動先のフォルダ、移動するメールの条件などを指定します。
[フィルタ定義−作成]ウィンドウでの、指定内容や指定方法については、オンラインヘルプを参照してください。
- [フィルタ定義−作成]ウィンドウでの指定が終わったら、[OK]ボタンをクリックします。
- [フィルタ定義]ウィンドウで[OK]ボタンをクリックします。
 |
指定した条件のメールにチェックマークを付けるフィルタを作成することもできます。フィルタを作成するときに、[フィルタ定義−作成]ウィンドウの[アクション]ドロップダウンボックスから、“チェックマークを付ける”を選択します。 |
フィルタを使用したメールの移動
フィルタを使用してメールを移動するには、以下のように操作します。
- 複数のフィルタを作成している場合は、使用するフィルタを選択します。
メインウィンドウの[オプション]メニューで、[フィルタの定義] コマンドをクリックします。
⇒[フィルタの定義]ウィンドウが表示されます。ウィンドウには、フィルタ名の一覧が表示されます。
使用するフィルタ名の右横にあるチェックボックスをオンにしてから、[フィルタの定義]ウィンドウの[OK]ボタンをクリックします。

- メインウィンドウで、フィルタを適用するフォルダ(移動するメールが格納されているフォルダ)を選択し、[フォルダ]メニューの[フィルタを適用する]コマンドをクリックします。
- フィルタに指定した条件でメールが移動されます。
 |
フィルタが複数ある場合、複数のフィルタを選択することができます。使用するフィルタとして複数のフィルタを選択した場合、選択したフィルタの[フィルタの定義]ウィンドウでの表示順にフィルタが適用(フィルタに指定された条件でメールが移動)されます。 |
◆フィルタの操作
[フィルタの定義]ウィンドウにあるボタンを使って、フィルタの削除、定義内容の変更および[フィルタの定義]ウィンドウでの表示順の変更を行うことができます。詳細については、オンラインヘルプを参照してください。
◆Q&A
Q: |
[新規フォルダ]ウィンドウの[私用]チェックボックスは、どのようなときにオンにするのですか? |
A: |
作成するフォルダを他のユーザが操作できないようにするときにオンにします。
Mailでは、自分のメールボックスを他のユーザが操作できるように指定できます。たとえば、他のユーザが自分に代わってメールの送信や開封をできるように利用許可を指定できます。このような指定をしている場合で、他のユーザに操作されたくないフォルダを作成するときにオンにします。
メールボックスの利用許可は、[利用許可]ウィンドウで指定します。[利用許可]ウィンドウを表示するには、[メールボックス]メニューの[利用許可]コマンドをクリックします。自分に利用許可が指定されているメールボックスは、[メールボックスを開く]ウィンドウから開くことができます。[メールボックスを開く]ウィンドウを表示するには、[メールボックス]メニューの[開く]コマンドをクリックします。詳細については、オンラインヘルプを参照してください。 |
Q: |
フィルタを使って、メールをオフラインメールボックスへダウンロード(コピー)するにはどうしたらいいですか? |
A: |
フィルタを作成するときに、[フィルタ定義−作成]ウィンドウの[アクション]ドロップダウンボックスから、“ダウンロードする”を選択します。オフラインメールボックスについては5.11 オフラインで利用するを参照してください。 |
 |
詳細については、以下に示すMailのオンラインヘルプを参照してください。
- メールボックス
- フォルダ,新規作成
- フォルダ,選択
- フォルダ,変更
- フォルダ,移動
- フィルタ
- フィルタ,新規作成
- フィルタ,変更
- TeamWARE Mail,カスタマイズ
- メールボックス,利用許可を付与する
- メールボックス,開く
|
Copyright(C) TeamWARE Group 0y 2005 and Fujitsu Limited 2005 and/or their licensors