FUJITSU Linkexpress 解説書 |
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第3章 運用システムの設計を行う |
Linkexpressのファイル転送コマンドと業務定義を使って開発・運用する例を説明します。
本店サーバに集めた定型データを、情報内容に応じて個々のファイルに分割し、各店舗サーバに送信します。
業務内容を図3.12に示します。
1.毎日20時に集計データを分割します(利用者作成ジョブ)。
2.分割処理が完了後、送信処理によって作成したファイルを、データ処理を行う各店舗サーバに送信します。
3.各店舗サーバは受け取ったデータを処理します。
4.本店サーバの運用状況を運用管理製品から監視します。
設計項目 |
決定内容 |
利用するLinkexpressの機能 |
本店サーバ側 データ転送機能 (ファイル転送コマンド) 各店舗サーバ 業務運用機能 |
構築インタフェース |
本店サーバの全体的な業務構築は運用管理製品が提供するインタフェースを利用します。 ファイル送信処理についてはLinkexpressが担当するため、運用管理製品からファイル送信コマンドを起動するためのジョブを作成します。 |
ネットワークの設計 |
通信プロトコル :FTP+ データ圧縮:回線速度が高いため、圧縮不要 サーバグループ:不要 エラーリカバリ:本店サーバの運用管理製品で実現します。また、ファイル転送時のエラーリカバリは自動リトライを行います。 |
運用・監視インタフェース |
本店サーバ |
設計項目 |
決定内容 |
業務のスケジュール情報 |
毎日20時に実行 |
業務内の処理 |
1本店サーバに集めたデータを分割(利用者作成ジョブ) 2分割が完了したら、作成したファイルを各店舗サーバへ送信(ファイル送信コマンド) 3送信が完了したら、不要になったファイルを削除(利用者作成ジョブ) 4各店舗サーバでは2をファイル受信(ファイル受信待ち)したら、データ処理を実施(ジョブ連携) |
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