FUJITSU Linkexpress 解説書 |
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第3章 運用システムの設計を行う |
LinkexpressのAPIを使って開発・運用する例を説明します。
本店サーバに集積された1ヶ月分売上データから、各店舗のデータを抽出し、これをもとに各店舗では翌月の仕入れ計画を行います。業務内容を図3.11に示します。
1.店舗サーバの「仕入れ計画ジョブ」は、本店サーバの「抽出ジョブ」に対して、該当店舗のデータの抽出を要求します(メッセージ転送)。
2.全店舗売上データより当該店舗のデータを抽出します。
3.抽出が完了した旨を店舗サーバの「仕入れ計画ジョブ」に通知します(メッセージ転送)。
4.自店舗の売上データを集信します(ファイル受信)。
5.売上データより翌月の仕入れ計画を実施します。
設計項目 |
決定内容 |
利用するLinkexpressの機能 |
APIの以下の機能 ・ メッセージ転送 ・ ファイル受信 |
ネットワークの設計 |
通信プロトコル:FTP+ データ圧縮:回線速度が低いため、圧縮して転送量を削減(FLDC方式) サーバグループ:設定せず コード変換:あり(本店サーバがUNIX、店舗サーバがPCサーバであるため) |
運用・監視インタフェース |
利用者プログラムで作成します。 |
抽出ジョブと仕入れ計画ジョブをLinkexpressのAPIを利用して作成します。
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