Interstage Service Integrator 解説書 |
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第2章 各機能の解説 | > 2.4 メディエーション機能 |
ユーザが指定した順に、メディエータファンクションを呼び出すのがシーケンスエンジンです。シーケンスエンジンは、受信したメッセージを指定した順に加工・編集し、サービスやクライアントに結果を送信します。
メディエータファンクションとして作成するユーザプログラムに、異常時の処理を登録しておくと、異常発生時に自動的に呼び出されます。
シーケンスエンジンは、メディエータファンクションの初期処理、実行処理、終了処理など処理全体の流れを制御します。
ユーザが指定した順序で、すべてのメディエータファンクションの初期処理を実行します。
メディエータファンクション内に初期処理が登録されていない場合は、次のステップに移ります。
初期処理が完了すると、次にすべてのメディエータファンクションのサービス実行処理を実行します。
サービス実行処理が完了すると、次にすべてのメディエータファンクションの終了処理を実行します。
メディエータファンクション内に終了処理が登録されていない場合は、次のステップに移ります。
すべての終了処理が完了すると、シーケンスを終了します。
メディエータファンクション内に異常時の処理を登録しておくと、メディエータファンクション実行時にエラーが発生した場合、異常時の処理が実行されます。この場合、エラーが発生した1つ前のステップから通常とは逆の順序で実行されます。
以下は、ユーザアプリケーションAが異常時の処理として、“キャンセル処理”を登録していた場合の、ユーザアプリケーションBでエラーが発生したときの動作イメージです。
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