Interstage Service Integrator 解説書 |
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第1章 ISIのご紹介 | > 1.1 ISIの概要 |
ISIは、富士通のESB製品です。ISIには、一般的なESB製品が提供する機能に加え、以下の特長があります。
組合せによるシステム構築で、もっとも設計時間を要するのはインタフェースの調整です。
数多くのサービスやアプリケーション間のインタフェースを、データ項目単位で調整するには、大変な負荷がかかります。
ISIは、インタフェース調整の負荷を軽減することに着目し、過去のユーザ事例で培った経験とノウハウをもとに分析した成果を、ミドルウェアとして提供しています。
ISIは、標準ベースのプロトコル(SOAP、JMS)とデータ操作(XML操作)に対応しています。
しかし、システムを構築するうえでは、まだ多くの既存技術が残されています。ISIは、標準ベースの技術に加え、FTPによるメッセージ転送のサポートや、J2EEの知識がなくても利用できるAPIの提供、非XMLのデータ操作のサポートなど、幅広いユーザをターゲットとし、誰にでも使える簡単さを追求しています。
サービス同士を連携する場合、プロトコル、インタフェースなど、それぞれのサービスの違いを調整しなければなりません。
ISIは、サービス間の違いを調整するための“部品”を標準提供しています。ユーザは、調整のために“わざわざ作る”のではなく、部品を“利用する”だけで、サービスの違いを意識することなく、サービス同士を連携できます。
サービス連携でもっとも作り込みが難しいのは、サービスを呼び出すためのクライアントアプリケーションが各サービスを制御する部分です。
ISIは、各サービスの制御を共通にして、容易にサービス連携ができる仕組みを提供することで、アプリケーションの生産性向上を支援しています。
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