Interstage Service Integrator 解説書 |
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第1章 ISIのご紹介 | > 1.1 ISIの概要 |
企業の統廃合、事業再編、市場競争の激化といった環境を背景に、企業システムにはより柔軟性が求められています。
システムを構築する時間を短縮し、変化するビジネスニーズに早急に対応するため、以下の考え方が注目されています。
早期稼働、変化に強いシステムは、他社優位性を確保するだけでなく、IT投資の削減にもつながります。
組み合わせるアプリケーションに以下の問題点があるため、簡単にアプリケーションを組み合わせて構築できないのが現状です。
組合せによるシステム構築を実現するのがSOA(Service Oriented Architecture 以降、SOAと略します)の考え方の1つです。
SOAでは、組合せの対象となるアプリケーションを“サービス”と呼びます。サービスは、以下を前提に作成されます。
ユーザは、サービスから提供されるインタフェース仕様に従って呼び出すことで、だれでもサービスを簡単に利用できます。
ESB(Enterprise Service Bus 以降、ESBと略します)は、これらのサービス同士を連携するバスです。
アプリケーション統合は、従来のEAI(Enterprise Application Integration 以降、EAIと略します)でも実現できます。
しかし、EAIが真のアプリケーション統合を実現できない理由に、以下が挙げられます。
連携のためのプロトコルにベンダー独自の技術を利用したことで、ハブ内では連携できても、他社のEAIとは連携できないなどの問題が発生していました。
ESBも、アプリケーションの統合という点では同一のように見えますが、以下の点が異なります。
SOAでは、サービス同士を標準技術で連携しようとしています。連携するための主な標準技術には、以下があります。
ESBは、これら標準ベースの技術を採用した、真のアプリケーション統合を実現するミドルウェア製品です。
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