PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版)
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付録B リファレンスマニュアル> B.2 GFS 共用ファイルシステム独自管理コマンド

B.2.7 sfcnode(8) ノード構成情報の追加、削除、変更

◆形式

sfcnode -a host,... device_file

sfcnode -d [-h host,... | -i hostid,...] device_file

 

◆機能説明

sfcnode は GFS 共用ファイルシステムのノード情報の追加、削除、設定変更を行います。

ノード情報の追加および更新を行う場合には、-a オプションを指定します。既に指定されたホスト名が存在する場合は、該当するノード情報、およびデバイス情報の更新を行います。指定されたホスト名が存在しない場合は、ノード情報、およびデバイス情報の追加を行います。複数指定する場合にはカンマで区切って指定します。

ノード情報の削除を行う場合には、-d オプションを指定します。-h または -i オプションで、削除するホスト名(host)または、ホストID(hostid)の指定を行い、当該ノード情報の削除を行います。-h, -i オプションがともに指定されなかった場合は、sfcnode が実行されたホストに対するノード情報を削除します。複数指定する場合には、カンマで区切って指定します。ただし、-h, -i 両方を指定することはできません。

ホストID には clgetnode(8) で得られる対象ノードのノードIDと 0x80000000 の論理和をとった値を指定します。つまり、clgetnode(8) で得られる対象ノードのノードIDが 1 である場合、ホストID には 0x80000001 を指定します。

sfcnode により、GFS 共用ファイルシステムのノード情報の設定変更が行われると、管理パーティション内のファイルシステム構成情報が更新されます。かつ、各パーティション内の情報変更が行われます。

 

◆オプション

以下のオプションが指定できます。

-a host,...

ノード情報の追加対象となるホスト名を指定します。

-d

ノード情報の削除を行います。

-h host,...

ノード情報の削除対象となるホスト名を指定します。GFS 共用ファイルシステムが、使用可能なホストから実行する必要があります。

-i hostid,...

ノード情報から削除するホストのホストID を 16 進表記で指定します。GFS 共用ファイルシステムが、使用可能なホストから実行する必要があります。指定するホスト ID は hostid(1) で得られるホスト ID とは異なることに注意してください。

 

◆オペランド

以下のオペランドが指定できます。

device_file

ノード情報を更新するGFS 共用ファイルシステムの代表パーティションのブロック特殊デバイスまたはキャラクタ特殊デバイスを指定します。

 

◆使用例

新規に sfcsetup で登録したノードを既存の GFS 共用ファイルシステムの共用ノードとする場合


# sfcnode -a host2 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1


 

指定されたホスト名に対するノード/デバイス情報を追加または更新する場合


# sfcnode -a host1,host2 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1


 

指定されたホスト名に対するノード/デバイス情報を削除する場合


# sfcnode -d -h host2 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1


 

指定されたホスト ID に対するノード/デバイス情報を削除する場合


# sfcnode -d -i 80000000 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1


 

自ホストに対するノード/デバイス情報を削除する場合


# sfcnode -d /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1


 

◆関連項目

sfcmkfs(8), sfcadm(8), sfcinfo(8), sfcsetup(8).

 

◆注意事項


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