PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版)
目次 索引 前ページ次ページ

第12章 チューニング> 12.1 チューニングパラメタ

12.1.2 通信タイムアウト時間

以下の項目についてチューニングを行うことが可能です。

CON_TIMEOUTは、通信によるノードの生存監視において、通信の応答がなくなってから相手ノードを異常状態と判断するまでの時間を、秒単位で設定します。この値は、ファイルシステム毎に設定することができます。

sfcadm(8) で値を指定することが可能です。

デフォルトでは、通信タイムアウト時間は 180 秒です。

通信タイムアウト時間は通常、変更する必要はありません。

システムの負荷が高くなることが予想される場合は、CON_TIMEOUTの値を大きく設定してください。使用するファイルシステム数が少なく、通信異常などに伴う閉塞時にシステムコールからのエラー復帰の応答性を良くしたい場合はCON_TIMEOUTの値を小さく設定してください。値を小さくする場合は、ファイルシステム数が10以下の場合は60秒以上を目安としてください。

設定例


# sfcadm -o CON_TIMEOUT=180 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1



目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2004