PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版)
目次 索引 前ページ次ページ

第12章 チューニング> 12.1 チューニングパラメタ

12.1.1 キャッシュ量

以下の項目についてチューニングを行うことが可能です。

sfcadm(8) で値を指定することが可能です。

本設定値は、ファイルシステムごとにエクステント管とディレクトリ情報については指定値× 1K バイトの領域を、i ノードについては指定値× 4K バイトの領域を MDS用語説明のプロセス空間上に確保します。

デフォルトでは、エクステント管理情報として 2メガバイト(2048)、ディレクトリ情報として 10メガバイト(10240)、i ノードとして 8メガバイト(8192) のメモリを確保します。

ディレクトリのサイズがディレクトリキャッシュサイズを超えると、そのディレクトリへのファイル作成や検索の性能が低下します。サイズの大きなディレクトリが作成される可能性がある場合には、ディレクトリ情報のキャッシュ量を大きく設定することを強く推奨します。

GFS 共用ファイルシステム専用の統計コマンド sfcstat(8) を使用し、上記項目のキャッシュヒット率を調べ、チューニングしてください。

設定例


# sfcadm -o SFCFS_NCACHE_EXTENT=4096 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1

# sfcadm -o SFCFS_NCACNE_DIRECTORY=20480 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1

# sfcadm -o SFCFS_NCACHE_INODE=5120 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1



目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2004