PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.1 (伝送路二重化機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
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付録D その他> D.2 トラブルシューティング> D.2.9 利用者のオペレーションミス

D.2.9.1 仮想インタフェースをifconfigコマンドで誤って削除した

現象
ifconfigコマンドにより、高速切替方式の仮想インタフェース(sha)を誤って削除してしまい、復旧できなくなった。
原因および対策
高速切替方式において、ifconfigコマンドにより仮想インタフェース(sha)の非活性/削除を行った場合、その後のstrhanet/stphanetコマンドの動作は保証できません。誤って仮想インタフェースを削除または非活性化してしまった場合は、以下の手順にて復旧してください。
[復旧例1]
高速切替方式の仮想インタフェースsha0に対して、誤って“ifconfig sha0 unplumb” を実行した場合。

IPv4アドレスを使用している場合
# ifconfig sha0 plumb IPv4アドレス up

IPv6アドレスを使用している場合
# ifconfig sha0 inet6 plumb
# ifconfig sha0:2 inet6 plumb IPv6アドレス (論理仮想インタフェースを設定している場合のみ実行)
# ifconfig sha0 inet6 up
# ifconfig sha0:2 inet6 up (論理仮想インタフェースを設定している場合のみ実行)

[復旧例2]
高速切替方式の仮想インタフェースsha0に対して、誤って“ifconfig sha0 down” を実行した場合。

IPv4アドレスを使用している場合
# ifconfig sha0 up

IPv6アドレスを使用している場合
# ifconfig sha0 inet6 up
# ifconfig sha0:2 inet6 up (論理仮想インタフェースを設定している場合のみ実行)

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クラスタシステムの場合は、仮想インタフェースを自動的に復旧します。なお、自動的に復旧が可能な仮想インタフェースについては、“2.3.4 インタフェース状態監視機能”を参照してください。


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