| PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.1 (伝送路二重化機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 - | 
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| 第6章 保守 | > 6.2 トレース | 
strotr, stpotr, prtotr コマンドは、スーパ・ユーザのみ実行できます。
トレースを使用した場合、CPU負荷が高くなり性能が劣化しますので、必要な場合以外は使用しないでください。
ロギングファイルは/var/opt/FSUNnet/otrに作成されますので、-bオプションでロギングファイルの最大サイズを指定するときには、事前にディスクの空き容量を確認するようにしてください。
ファイルトレースによりトレースデータ採取を行った場合、まれにトレースデータの欠損が発生することがあります。
各コマンド(strotr/stpotr/prtotr)に不当なオプションを指定した場合は無視され、有効なオプションのみ処理されます。
ドライバトレースは、指定されたバッファサイズまたはメモリサイズを超えて情報を採取することはできない為、古い情報を上書きします。従って、現象発生手順を明確にし、ドライバトレース起動時間を極力短くしてください。以下にドライバトレース採取手順を示します。
1) 伝送路二重化機能ドライバトレース開始
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 # /opt/FSUNnet/bin/strotr -k sha -m 256 -a  | 
2) 再現手順実行
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 再現手順  | 
3) 伝送路二重化機能ドライバトレース停止
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 # /opt/FSUNnet/bin/stpotr -k sha  | 
4) 伝送路二重化機能ドライバトレース出力
以下の例では出力結果を/tmp/sha.otrファイルに出力します。
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 # /opt/FSUNnet/bin/prtotr -k sha > /tmp/sha.otr  | 
ファイルトレースモードでドライバトレースを採取する場合には、伝送路上での不要な通信を止めてください。本モードで採取情報が多い場合には、トレースされない場合があります。
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