PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.1 (伝送路二重化機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
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第6章 保守> 6.2 トレース

6.2.1 ドライバトレースの開始

【形式】
/opt/FSUNnet/bin/strotr -k sha [-m msize] [-b bsize] [-a]
【機能説明】
伝送路二重化機能トレースロギングデータ採取を開始します。
【オプション】
以下のオプションが指定できます。
-k sha
ドライバのトレース種別を指定します。伝送路二重化機能のトレースを採取する場合にはshaを指定します。
-m msize
メモリトレースを採取する場合のバッファサイズを、キロバイト単位で8〜256の範囲で指定します。省略された場合は、8が設定されます。
-b bsize
ファイルトレースを採取する場合のロギングファイルの最大サイズをキロバイト単位で8〜1000の範囲で指定します。省略された場合は、8が設定されます。
なお、トレースデータをロギングファイルに採取するため、メモリトレースよりも大量のデータを採取することができますが、処理速度は遅くなります。
-a
全データを採取する場合に指定します。省略した場合は、データの64バイトだけ採取します。
【関連項目】
stpotr
prtotr
【注意事項】
-mオプションと-bオプションが両方とも省略された場合は、メモリトレースとして動作します。また、両方のオプションが指定された場合は、ファイルトレースが優先されます。

使用例

・メモリトレースの採取例を以下に示します。(主記憶領域に採取するトレースバッファのサイズは256Kバイト、全データ採取指定を行う。)

# strotr -k sha -m 256 -a

・ファイルトレースの採取例を以下に示します。(ロギングファイルの最大サイズは1000Kバイト、全データ採取を行わない。)

# strotr -k sha -b 1000



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