PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.1 (伝送路二重化機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 - |
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第5章 クラスタシステム上での運用 | > 5.1 クラスタシステムへの対応概要 | > 5.1.4 待機ノードのリソース状態監視 |
スタンバイ運用のクラスタアプリケーションでは、通常、待機ノードのGLSリソース状態を監視しません。この場合、待機ノードで伝送路異常が発生しても、異常となったGLSリソースの切離しが行われず、また、利用者に対して何も通知されないため、待機ノードのGLSリソース異常が解消されないままの状態となります。このような問題を避けるため、待機ノードのGLSリソースを監視する必要があります。
待機ノードのGLSリソースを監視するためには、クラスタアプリケーション作成時にスタンバイ状態遷移(StandbyTransition)の設定を行う必要があります。
スタンバイ状態遷移(StandbyTransition)の設定を行うことで、待機ノードで伝送路異常が発生した場合、異常となったGLSリソースを切離し、利用者に対して異常が発生したことを通知します。(Web-Based Admin View の“Cluster Admin”で確認することができます。)
クラスタシステム上でGS/SURE連携方式を使用する場合、待機ノード側の仮想インタフェースは非活性であり、待機ノード側の通信相手先監視は停止します。このため、待機ノード上のGLSリソース状態監視を行うことはできません。従って、GS/SURE連携方式ではクラスタアプリケーション作成時に"StandbyTransition"属性を設定する必要はありません。
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