PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.1 (伝送路二重化機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
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第3章 導入> 3.7 その他の機能の設定> 3.7.2 DR(Dynamic Reconfiguration)の設定

3.7.2.1 環境構築

伝送路二重化機能により冗長化したLAN環境を構築する場合は、DR連携機能を使用することで通信を停止させずに活性交換および活性増設を行えるように、“図3.7 推奨LAN構成”の構成を構築することを推奨します。

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[図3.7 推奨LAN構成]

DR機能によるハードウェアリソースの追加、削除は、システムボード(SB)単位に行われます。DRコマンドによるシステムボードの切離しが行われた際に、通信を継続させたい場合は、推奨構成のように、複数の異なるシステムボード上の物理インタフェースを束ねる必要があります。

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なお、伝送路二重化機能では、DR連携機能を使用して活性交換または活性増設を可能とするNICのデバイス名を、設定ファイル(/opt/FJSVhanet/etc/dr.d/hanet_dr_dev)で管理しています。環境を構築する場合、設定ファイル内に使用するNICのデバイス名が存在するかを確認してください。設定ファイルに内に使用するNICのデバイス名が存在しない場合は、DR連携機能を使用して活性交換または活性増設を行うことができません。この場合、使用するNICのデバイス名をエディタ(viなど)により設定ファイル内に追加することで、対応が可能となります。

以下に、設定ファイル(/opt/FJSVhanet/etc/dr.d/hanet_dr_dev)の確認方法を示します。

# cat /opt/FJSVhanet/etc/dr.d/hanet_dr_dev
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