| PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.1 (伝送路二重化機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 - | 
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| 第3章 導入 | > 3.1 設計 | 
使用する二重化方式を決めます。選択可能な二重化方式を表3.1に示します。
なお、二重化方式選定方法については“1.1.2 二重化方式の選定基準”を参照してください。
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 二重化方式名  | 
 選択基準  | 
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 高速切替方式  | 
 通信相手がSolarisまたはLinuxサーバの場合、本方式を選択します。本方式は、多重化した伝送路の障害を早期に検出し、障害検出時は通信を正常な伝送路へ即時に切替えることが可能です。  | 
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 RIP方式  | 
 別ネットワーク上のサーバと通信を行う場合で、かつRIPによる標準プロトコルの範囲で切替えを行いたい場合に本方式を選択します。通常は選択しません。  | 
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 高速切替/RIP方式  | 
 1つの仮想インタフェースを使用して、高速切替方式とRIP方式を同時に使用する場合、本方式を選択します。  | 
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 NIC切替方式  | 
 ホットスタンバイ構成のルータや、負荷分散装置、他社サーバなど、様々な機器が混在するネットワーク上にSolarisサーバを配置する場合、本方式を選択します。殆どの場合、本方式を選択します。  | 
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 GS/SURE連携方式  | 
 GSまたはSURE SYSTEMとの間で二重化を行う場合で、かつ他のサーバやネットワーク装置が存在しない専用のネットワーク上にSolarisサーバを配置する場合、本方式を選択します。  | 
1つのシステム上に複数の仮想インタフェースを生成し、複数の二重化方式を同時に使用することも可能です。ただし、1システム上で、RIP方式とGS/SURE連携方式を同時に使用することはできません。

1つのシステム上で複数の二重化方式を使用する場合、各方式ごとにNICを用意する必要があります。例えば、hme0とhme1を高速切替方式で使用する場合、NIC切替方式またはGS/SURE連携方式では、それ以外のNIC(hme2とhme3など)を使用する必要があります。
二重化方式は、hanetconfig createコマンドの-mオプションで指定します。
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