PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.1 (伝送路二重化機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
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2.4.3 RIP方式による二重化運用時の留意事項
- RIP方式による二重化運用を行う場合、各ネットワークインタフェース間に、少なくとも1台のルータを介して接続される必要が有ります。
- RIP方式による二重化運用時、システム間の経路上で障害が発生した場合、ルータ間での経路情報の変更に多少の時間(ルータ監視機能未使用時で約5分、ルータ監視機能使用時で約1分〜5分程度)がかかります。この間にTCPコネクションが切断されることがありますが、この際は再度接続し直すことにより復旧してください。
- RIP方式による二重化運用を行う場合のルータ(LR)設定において、ネットワーク経路のメットリック値を各ネットワーク間で異なるように設定する必要があります。
- 冗長化した伝送路に対して1つの仮想ネットワークを構築するため、この仮想ネットワークに対する新たなネットワーク番号が必要となります。
- 1つのネットワーク上に接続可能なNICのインタフェースは1つのみです。複数のインタフェースを同一ネットワーク上に接続することはできません。
- 複数サーバからRIPが送信されると、経路情報の伝搬が複雑になり、切替えに予想以上に時間を要する場合があるため、RIP方式で動作するマシンは同一ネットワーク上で1台としてください。
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