PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版) |
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付録F トラブルシューティング | > F.1 トラブルへの対処方法 |
プロキシオブジェクトに関する異常として、以下に該当する場合は、それぞれに記載されている対処を行ってください。
マスタ、プロキシ間のコピー処理がどの方式で行われているかは、sdxinfoコマンドで表示されるCPTYPEフィールドで確認できます。CPTYPEフィールドにsoftと表示される場合は、富士通ストレージシステム ETERNUSのアドバンスト・コピー機能ではなく、GDSのソフトコピー機能によってコピーが行われています。
# sdxinfo -S -e long -o pv1 OBJ NAME CLASS GROUP DISK VOLUME JRM MODE STATUS COPY CURBLKS COPYBLKS DLY CPTYPE CPSOURCE ------ ------------ ------- ------- ------- ------- --- ---- -------- ---- -------- -------- --- ------ -------- slice * Class1 Group1 Disk1 pv1 * * COPY run 93952 10027008 0 soft * |
アドバンスト・コピー機能が使用されない原因として、以下の10通りの原因が考えられます。
詳細については、「プロキシ構成におけるアドバンスト・コピー機能の利用」を参照してください。
ディスクアレイ装置の設定とGDSのオブジェクト構成を確認し、原因を特定し、原因に応じて以下の対処を行ってください。
(原因a)に該当する場合は、以下の対処を行ってください。
ディスクアレイ装置のアドバンスト・コピー機構の設定を行う。
必要に応じて、マスタおよびプロキシのボリュームのデータをバックアップする。
マスタおよびプロキシを構成するディスクを、クラスから削除する。
手順3)でクラスから削除したディスクを、再度クラスに登録する。
必要に応じて、マスタおよびプロキシのボリュームを作成し、手順2)でバックアップしたデータをリストアする。
(原因b)または(原因c)に該当する場合は、以下の対処を行ってください。
必要に応じて、マスタおよびプロキシのボリュームのデータをバックアップする。
マスタおよびプロキシを構成するディスクのうち、アドバンスト・コピー機構の設定やGDS Snapshotのインストールを行う前にクラスに登録したディスクを、クラスから削除する。
手順4)でクラスから削除したディスクを、再度クラスに登録する。
必要に応じて、マスタおよびプロキシのボリュームを作成し、手順1)でバックアップしたデータをリストアする。
(原因d)に該当する場合は、以下の対処を行ってください。
ノードを再起動する。
必要に応じて、マスタおよびプロキシのボリュームのデータをバックアップする。
マスタおよびプロキシを構成するディスクを、クラスから削除する。
手順3)でクラスから削除したディスクを、再度クラスに登録する。
必要に応じて、マスタおよびプロキシのボリュームを作成し、手順2)でバックアップしたデータをリストアする。
(原因e)または(原因f)に該当する場合は、以下の対処(対処1)または(対処2)のいずれかを行ってください。
(対処1)
操作対象のマスタと、ECまたはRECのセッションが設定されているプロキシを分離する。
sdxproxy Cancelコマンドを使用して、手順1)のECまたはRECのセッションをキャンセルする。
(対処2)
操作対象のマスタと、ECまたはRECのセッションが設定されているプロキシの関係を解除する。
(原因g)〜(原因i)に該当する場合は、必要に応じて、他のオブジェクトを選択するか、または、オブジェクトの構成を変更してください。
(原因j)に該当する場合は、ディスクアレイ装置の異常、または、ファイバチャネルの経路異常を復旧してください。
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