PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版) |
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付録A 留意事項 | > A.2 注意事項 |
Solarisゾーンを使用する場合、GDSのインストール、コマンドの実行、および、ボリュームの作成ができるのは、大域ゾーン(global zone)のみです。ただし、大域ゾーンで作成したGDSのボリュームを、非大域ゾーン(non-global zone)に登録することにより、非大域ゾーンでもGDSのボリュームを使用することができます。
Solarisゾーンを使用する場合、以下の注意事項があります。
GDSは、大域ゾーンにインストールしてください。GDSを非大域ゾーンにインストールすることはできません。
非大域ゾーンでは、GDSのコマンドは実行できません。大域ゾーンの/usr/sbinディレクトリにインストールされたGDSのコマンドを、非大域ゾーンで実行すると、以下のエラーになります。
ERROR: cannot be executed in non-global zone |
非大域ゾーンでGDSのコマンドを実行すると、非大域ゾーンの作成方法により、ld.so.1(1)のエラーメッセージが出力されることがあります。
GDSのボリューム内の同じブロックを複数のゾーンから同時にアクセスした場合、データの一貫性は保証されません。これは、GDSが管理していないスライスの場合と同様です。データの一貫性を維持するための排他制御は、複数のゾーンから同時にアクセスを行うアプリケーションの責任で行ってください。
大域ゾーンのデバイスを非大域ゾーンに登録する方法については、Solaris OSのマニュアルを参照してください。
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