PowerSORT V4.0 使用手引書 |
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付録B 留意事項 |
PowerSORTでは、富士通のNetCOBOLシリーズでサポートしているCOBOLファイルを、富士通COBOLファイルという名称でマニュアルに記述しています。
ここでは、富士通COBOLファイルを処理する場合の留意事項について説明します。
富士通COBOLファイルを入力ファイルまたは出力ファイルとして指定した場合、PowerSORTは富士通COBOLのファイルシステムを使用して富士通COBOLファイルの入出力を行います。このため、富士通COBOLのファイルシステムにより、ファイルの共用・排他の制御が行われます。富士通COBOLファイルを入力ファイルとした場合は共用モード、出力ファイルとした場合は排他モードでファイルをオープンします。
富士通COBOLのファイルシステムの詳細は、お使いの富士通COBOLのマニュアルを参照してください。
富士通COBOL順ファイル対応のファイルアクセスライブラリには、2種類のファイルアクセスライブラリが用意されています。以下に、各ファイルアクセスライブラリの処理概要を示します。
なお、富士通COBOLにおけるBSAM指定の詳細は、お使いの富士通COBOLのマニュアルを参照してください。
ファイルアクセスライブラリ名 |
処理概要 |
---|---|
libbscblrt64.so |
ファイルのオープン、クローズ、入出力全てに富士通COBOLのファイルシステムを使用します。1レコードずつ入出力を行うため低速です。 |
libbscblfast64.so |
ファイルのオープン、クローズは富士通COBOLのファイルシステムを使用しますが、入出力はread(2)/write(2)を使用します。複数レコードをまとめて入出力するため高速です。富士通COBOLにおけるBSAM指定と同等です。 |
bsortコマンド、bsortexコマンドおよびBSORT関数では、スタートアップファイルのBSORT_FILESYS_fsで適切なファイルアクセスライブラリを定義して使用できます。
また、bsortexコマンドでは、ファイルシステムの識別子にcobs64を指定することで以下に示すファイルアクセスライブラリを使用できます。
ファイルシステムの識別子 |
使用するアクセスライブラリ |
---|---|
cobs64 |
libbscblfast64.so |
富士通COBOLの行順ファイルは、PowerSORTではテキストファイルとして処理することができます。この場合は、以下の指定で処理を行ってください。ただし、富士通COBOLのファイルシステムがオープン処理で行っているファイルの共用・排他などの制御は行われませんので、ファイルの指定には注意してください。
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