PowerSORT V4.0 使用手引書
目次 索引 前ページ次ページ

第2章 PowerSORTの使い方

ここでは、PowerSORTの実行方法について説明します。
PowerSORTの実行方法には、以下の方法があります。

コマンド(bsortコマンド、bsortexコマンド)を使用する方法

サーバで行うバッチ処理などにコマンドを組み込んで、PowerSORTを使用することができます。
コマンドには、bsortコマンドとbsortコマンドを拡張したbsortexコマンドがあります。

◆bsortコマンドとbsortexコマンドの使い分けについ

bsortexコマンドは、bsortコマンドを拡張したコマンドです。bsortexコマンドだけに実装されている機能は以下のとおりです。

ファイルの分割出力機能(-outputオプションのmaxfilesizeオペランドmaxrecnumオペランド)

出力するデータを複数のファイルへ分割して出力できます。ひとつのファイルに出力する大きさは、ファイルサイズやレコード件数で指定できます。

出力ファイルに対する選択機能(-outputオプションのincludeオペランドomitオペランドcaseオペランド)

出力ファイルごとに出力するレコードの条件を指定して、条件別にファイルを分けて出力できます。

出力ファイルに対する再編成機能(-outputオプションのreconstオペランド)

入力時点のレコード再編成に加えて、出力ファイルへレコードを書き込む直前にもレコード再編成ができます。

出力ファイルに対する集約またはサプレス処理(-summaryオプション)

レコード集約機能およびサプレス機能では、キー値の等しい複数レコードの先頭レコードや最終レコードに結果を残すことができます。

EOF制御文字をファイルの最後と認識する機能(-inputオプションのeofオペランド)

入力ファイルがテキストファイルの場合、EOF制御文字をファイルの最後と認識するか否かを指定することができます。

COBOLプログラムから使用する方法

富士通のNetCOBOLシリーズで作成したCOBOLプログラムからPowerSORTを使用することができます。
詳細はCOBOLプログラムからPowerSORTを使用するを参照してください。

C言語プログラムから使用する方法

C言語プログラムにBSORT関数を記述してPowerSORTを使用することができます。BSORT関数には、5つの関数があり、それらの関数を組み合わせて、PowerSORTの各機能を実行します。
詳細はC言語プログラムからPowerSORTを使用するを参照してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005