Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド Web利用状況管理編 - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux -
目次 索引 前ページ次ページ

第4部 使用手引き> 第11章 Webサイトの利用状況を分析する> 11.4 SQC拡張ログ採取> 11.4.1 レスポンスログ

11.4.1.2 ログ採取のための設定をする

レスポンスログを採取するための設定方法を説明します。

■設定する前

あらかじめ、データ蓄積機能のCGIプログラム(reslog.cgi)が実行できるようにWebサーバへ登録しておく必要があります。登録の詳細は「4.1 Webサーバの環境設定」を参照してください。

image

データ採取機能では、JavaTMアプレット(ResLog1.class、ResLog2.class)を使用しています。JavaTMアプレットについては、「3.2 環境設定の流れ」を参照してください。

■Webページの編

ログ採取する以下の各WebページのHTML文書にログ採取のためのJavaTMアプレットを取り込みます。以下の関連する2つのWebページは必ず両方とも編集する必要があります。

サービスを呼び出すWebページの編

データ採取機能1のJavaTMアプレット(ResLog1.class)を、サービスを呼び出すWebページのHTML文書に取り込みます。

以下は、HTML文書のサンプルです。サンプル中のCODEBASEのURLは、「4.1 Webサーバの環境設定」の設定例のとおり、インストールディレクトリ下のディレクトリwwwの物理パスがエイリアス「SQC」で登録されているものとして記述しています。

以下の例は、検索のボタンが押下されたのを契機にデータ採取機能1のJavaTMアプレット(ResLog1.class)を、呼び出している例です。

<!-- -->

<!-- レスポンスログ採取ページ サンプル(その1) -->

<!-- -->

<HTML>

<HEAD>

<TITLE> 検索サービスページ(サンプル)</TITLE>

</HEAD>

<BODY BGCOLOR=WHITE>

<!-- ************ Systemwalker SQC (begin) ****************** -->

<APPLET NAME="ResLog1" CODEBASE="/SQC/classes"

CODE="ResLog1.class" ARCHIVE="reslog.jar" WIDTH=1 HEIGHT=1>

</APPLET>

<!-- ************ Systemwalker SQC (end) ******************** -->

<CENTER><FONT COLOR=GREEN> 検索サービスページ(サンプル) </FONT></CENTER>

<BR><BR>

<FONT SIZE=5 COLOR=BLUE> 検索サービス </FONT>

<HR>

<FORM METHOD="post" ACTION="/cgi-bin/search.cgi">

検索キー

<INPUT TYPE="text" NAME="key1" SIZE="25">

<BR><BR>

<INPUT TYPE="reset" VALUE="リセット">

<INPUT TYPE="submit" VALUE="検索" onClick="document.ResLog1.run()">

</FORM>

<HR>

<FONT COLOR=RED> ご注意 </FONT>

<P>

本サイトでは検索サービスの応答状況の記録および集計を実施しておりますが、集計結果は検索サービス向上のための参考に使用するものであり、利用者のプライバシーを侵害することはありません。

</P>

</BODY>

</HTML>


[サンプルの説明]

内容

説明

青文字部分

データ採取機能1を取り込むための記述

CODEBASEに指定するパス

本製品のJavaTMクラスファイルの格納ディレクトリのURL

なお、上記のサンプルは、インストール後、以下に格納されています。

image

<インストールディレクトリ>\sample\search_request_jp.html

image image

/opt/FJSVssqc/sample/search_request_jp.html

結果応答するWebページの編

データ採取機能2のJavaTMアプレット(ResLog2.class)を、結果応答するWebページのHTML文書に取り込みます。

以下は、HTML文書のサンプルです。サンプル中のCODEBASEのURLは、「4.1 Webサーバの環境設定」の設定例のとおり、インストールディレクトリ下のディレクトリwwwの物理パスがエイリアス「SQC」で登録されているものとして記述しています。

<!-- -->

<!-- レスポンスログ採取ページ サンプル(その2) -->

<!-- -->

<HTML>

<HEAD>

<TITLE> 検索サービスページ(サンプル)</TITLE>

</HEAD>

<BODY BGCOLOR=WHITE>

<!-- ************ Systemwalker SQC (begin) ****************** -->

<APPLET CODEBASE="/SQC/classes"

CODE="ResLog2.class" ARCHIVE="reslog.jar" WIDTH=1 HEIGHT=1>

<PARAM NAME=url VALUE="/SQC/cgi-bin/reslog.cgi">

</APPLET>

<!-- ************ Systemwalker SQC (end) ******************** -->

<CENTER><FONT COLOR=GREEN> 検索サービスページ(サンプル)</FONT></CENTER>

<BR><BR>

<FONT SIZE=5 COLOR=BLUE> 検索サービス</FONT>

<HR>

<P>

検索結果...

</P>

</BODY>

</HTML>

[サンプルの説明]

image

内容

説明

青文字部分

データ採取機能2を取り込むための記述

CODEBASEに指定するパス

次のディレクトリに対応するURL

インストールディレクトリ\www\classes

VALUEに指定するパス

次のファイルに対応するURL

インストールディレクトリ\www\cgi-bin\reslog.cgi

なお、上記のサンプルは、インストール後、以下に格納されています。

インストールディレクトリ\sample\search_result_jp.html

image image

内容

説明

青文字部分

データ採取機能2を取り込むための記述

CODEBASEに指定するパス

次のディレクトリに対応するURL

/opt/FJSVssqc/www/classes

VALUEに指定するパス

次のファイルに対応するURL

/opt/FJSVssqc/www/cgi-bin/reslog.cgi

なお、上記のサンプルは、インストール後、以下に格納されています。

/opt/FJSVssqc/sample/search_result_jp.html

◆Webページの編集に関する注意事

サービスを呼び出すWebページでのAPPLETタグ中のCODEBASEと、結果応答するWebページでのAPPLETタグ中のCODEBASEには、完全に同じ文字列でURLを指定してください。完全に同じ文字列でない場合、例えば、一方を相対パスでもう一方を絶対パスで指定した場合、レスポンスログを採取できないので、注意してください。

■設定後の動

このログ採取のための設定をしたWebページを利用すると、以下のようにログ採取が行われます。

対象

動作内容

Web利用者:

WebページのURLをWebブラウザで参照します。

Web利用者:

CGIプログラム呼び出しを伴うサービス(例えば、検索を実行するなど)を実行します。

Web利用者:

CGIプログラムから結果を受け取ります。

内部:

レスポンスログが採取・蓄積されます。

内部:

利用状況DB登録エンジンによって利用状況DBへ登録されます。

分析者:

分析画面で分析実行・表示させることができます。

対応する分析は、URL別レスポンス分析とクライアント別レスポンス分析です。


image

Webページの編集に誤りがあると、レスポンスログが採取されません。Webページのサービス提供にあたっては、事前にテストを実施し、実際にレスポンスログが採取されることを確認してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 & FUJITSU AUSTRALIA LIMITED 2003 - 2005