Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド Web利用状況管理編 - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux -
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第3部 導入(応用編)> 第9章 Webマーケティングする> 9.1 分析方法・構成の決定> 9.1.6 レスポンス状況について分析したい

9.1.6.7 レスポンス状況を管理サーバで分析する

SQC-Mを導入した管理サーバとSQC-Aを導入した被管理サーバを組み合わせることにより、被管理サーバのレスポンス状況を管理サーバで分析することができます。

被管理サーバのレスポンス状況を管理サーバで分析する方法について説明します。

■管理サーバの設定

管理サーバでは、以下の設定を行います。

  1. 環境設定の被管理サーバ設定の利用状況サービス情報の設定画面において、利用状況DBの管理場所を「管理サーバ」に設定します。
  2. 利用状況DB環境定義ファイルの分析対象サーバ定義ブロックにおいて、被管理サーバを定義します。

    分析対象サーバ定義ブロックには以下を指定します。

    項目

    設定内容

    Symbol

    被管理サーバ側の利用状況DB環境定義ファイルと同じシンボルを指定します。

    Name

    環境設定の被管理サーバの設定画面で定義したサーバ名を指定します。

    DatabaseMode

    db

    被管理サーバから転送されたログ情報を利用状況DBに登録し分析するため、dbを指定します。

    分析対象ログ定義ブロックには以下を指定します。

    image

    項目

    設定内容

    Path

    "<インストールディレクトリ(可変)>\database\csv\<サーバディレクトリ>\e*.csv"

    Format

    SQC-ExtCSV

    分析対象ログファイルの記録形式として、CSV形式拡張ログファイルを指定します。

    Region

    +0000

    分析対象ログファイルに記録されている時刻データの地域の定義として、時刻差なしを指定します。

    image image

    項目

    設定内容

    Path

    "<インストールディレクトリ(可変)>/database/csv/<サーバディレクトリ>/e*.csv"

    Format

    SQC-ExtCSV

    分析対象ログファイルの記録形式として、CSV形式拡張ログファイルを指定します。

    Region

    +0000

    分析対象ログファイルに記録されている時刻データの地域の定義として、時刻差なしを指定します。

    (*1) サーバディレクトリは、利用状況DB環境定義ファイルの分析対象サーバ定義ブロックのSymbolで指定した名前で作成されます。

    定義例を以下に示します。

    image

    [Server]

    Symbol = PUBLIC

    <-- 省略 -->

    DatabaseMode = db

    [Log]

    Symbol = WWW

    <-- 省略 -->

    [Log]

    Symbol = Response

    Name = レスポンスログ

    Path = "C:\Program Files\SystemwalkerSQC\database\csv\PUBLIC\e*.csv"

    Format = SQC-ExtCSV

    Region = +0000

    image image

    [Server]

    Symbol = PUBLIC

    <-- 省略 -->

    DatabaseMode = db

    [Log]

    Symbol = WWW

    <-- 省略 -->

    [Log]

    Symbol = Response

    Name = レスポンスログ

    Path = "/var/opt/FJSVssqc/database/csv/PUBLIC/e*.csv"

    Format = SQC-ExtCSV

    Region = +0000

上記の設定を行うことにより、被管理サーバ上のWebサーバのログ情報が管理サーバに転送され、管理サーバの利用状況DBに格納されます。

■被管理サーバの設定

被管理サーバでは、以下の設定を行います。

  1. 利用状況DB環境定義ファイルの分析対象サーバ定義ブロックにおいて、利用状況DBの運用形態として、CSV形式ログファイルによる運用を指定します。

    DatabaseMode = csv

    定義例を以下に示します。

    image

    [Server]

    Symbol = PUBLIC

    <-- 省略 -->

    DatabaseMode = csv

    [Log]

    Symbol = WWW

    <-- 省略 -->

    [Log]

    Symbol = Response

    Name = レスポンスログ

    Path = "C:\Program Files\SystemwalkerSQC\extend-log\log*"

    Format = SQC-Extend

    Region = +0900

    image image

    [Server]

    Symbol = PUBLIC

    <-- 省略 -->

    DatabaseMode = csv

    [Log]

    Symbol = WWW

    <-- 省略 -->

    [Log]

    Symbol = Response

    Name = レスポンスログ

    Path = "/var/opt/FJSVssqc/extend-log/log*"

    Format = SQC-Extend

    Region = +0900

  2. 利用状況DB登録エンジンにより、CSV形式拡張ログファイルが、以下のディレクトリに出力されます。
    image

    ※ < >はディレクトリです。

    (*1) サーバディレクトリは、利用状況DB環境定義ファイルの分析対象サーバ定義ブロックのSymbolで指定した名前で作成されます。

    (*2) CSV形式拡張ログファイルの場合、名の変数(yyyymmdd_nnn)は以下のとおりです。年月日は、利用状況DBの切り替え(作成)が行われた時点の日付になります。

    yyyy 西暦年(1980〜)
    mm 月(01〜12)
    dd 日(01〜31)
    nnn 通番(001〜999)

上記の設定を行うことにより、被管理サーバでは、レスポンス状況用の利用状況DBとしてCSV形式拡張ログファイルが作成され、管理サーバとの間でログ情報の転送が行われます。

■被管理サーバの分析

管理サーバで被管理サーバのログを分析する際、管理サーバの利用状況分析機能を使用して分析します。


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