PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版)
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付録F リファレンスマニュアル> F.2 GFS 共用ファイルシステム専用管理コマンド

F.2.30 sfctune(1M) GFS 共用ファイルシステムのチューニング

◆形式

sfctune [ specific_options ] special | filesystem

◆機能説明

 sfctune は指定した GFS 共用ファイルシステムのブロック割当て方針に影響する動的パラメタを変更します。

 sfctune を使用する前にファイルシステムをすべてのノードでアンマウントしていなければなりません。

 sfctune を使用する場合は、ファイルシステムは /etc/vfstab に記述していなければなりません。

 変更するパラメタは以下のオプションで指定します。

 複数のパーティションでファイルシステムが構成されている場合の特殊ファイル名の指定は、代表パーティションのパス名を指定します。

◆オプション

specific_options

 sfctune では、以下のオプションが指定できます。
-m minfree
 スーパーユーザだけが使用可能なファイルデータ領域量を全体に対するパーセンテージで指定します。指定できる値の最小値は 0 で、最大値は 99 です。
-o space|time
 以下のファイルシステムの最適化のタイを指定します。
 space: 領域
 time: アクセス時間
-a maxcontig
 強制的な回転待ちの前に配置する連続ブロックの最大を指定します。
-M mminfree
 スーパーユーザだけが使用可能な V データ領量を全体に対するパーセンテージで指定します。指定できる値の最小値は 0 で、最大値は 99 です。

◆オペランド

 以下のオペランドが指定できます。

special

 対象のファイルシステムの代表パーティションを指定します。

filesystem

 対象のファイルシステムのマウントポイントを指定します。

◆使用例


# sfctune -m 5 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1


◆関連ファイル

/etc/vfstab

 ファイルシステムの環境ファイル

◆関連項目

mkfs_sfcfs(1M)
"Solaris X Reference Manual Collection" の vfstab(4).


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