PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版) |
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第3部 Global File Services 共用ファイルシステム | > 第15章 ファイルシステム設計 | > 15.2 システム設計 |
GFS 共用ファイルシステムでは、ファイルシステムのメタデータ情報の取得、一貫性維持のための MDS
への通信を LAN 経由で行っています。
以下の観点において、LAN 経路の設定を行ってください。
GFS 共用ファイルシステムでは、LAN の負荷が大きくならないように設計しています。しかし、運用によっては高負荷になることがあります。また、他の処理により LAN の負荷が高い場合、GFS 共用ファイルシステムへのアクセス処理のレスポンス時間が増大することがあります。LAN の負荷状況は netstat(1M) で調べることができます。
ファイルシステムへの負荷が大きい場合、レスポンス時間への重要度が高い場合、以下の構成をとることをお勧めします。
また、GFS 共用ファイルシステムでは、MDS と他ノードの AC
間の通信ができなくなった場合、該当ノードでファイルシステムの閉塞処理を行います。これは、AC 側でファイルシステム処理の継続ができなくなったと判断することにより行われます。通信経路の故障を回避するためには以下の構成をとることをお勧めします。
GFS 共用ファイルシステムの複数 LAN サポート機能では、GFS 共用ファイルシステム内の通信経路についての冗長性を実現できますが、GLS を使用することで、アプリケーションを含めた通信経路の冗長化が行えます。
GFS 共用ファイルシステムの複数 LAN サポート機能を使用している環境で、LAN 故障が発生した場合の復旧方法、設定変更手順については、“23.7 複数 LAN 設定”を参照してください。
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