PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書
目次 索引 前ページ次ページ

第1部 概要> 第1章 Web-Based Admin Viewの概要> 1.2 Web-Based Admin Viewの運用形態

1.2.2 運用形態

Web-Based Admin Viewのクライアント、管理サーバ、監視ノードは、自由に配置することが可能です。

以下にそれぞれの運用形態について記述します。

なお、サポートする運用形態は運用管理製品によって異なります。詳細は各運用管理製品のドキュメントを参照してください。

  1. 1層モデル

    監視ノード、管理サーバ、およびクライアントを1つのノードで兼用する形態です。

  2. 2層モデル

    管理サーバと監視ノードが兼用し、クライアントが独立するモデルです。

    このモデルは、比較的小規模で、特別に管理サーバを設定しない場合に採用され、主に1:1運用待機/2ノード相互待機などの運用形態で使用される代表的なモデルです。

    このモデルには以下の形態があります。

  3. 3層モデル

    クライアント、管理サーバ、監視ノードを別々に設置するモデルです。

    このモデルは、大規模システムでPRIMECLUSTERシステムを集中管理する場合や、監視ノードに管理サーバとしての負荷をかけたくない場合に使用し、クラスタシステムの場合には3ノード以上のN:1運用待機、相互待機、スケーラブル運用で使用します。

    業務の継続性、可用性を保証するために3ノード以上の構成では管理サーバを分離した3層モデルにすることを推奨します。

    このモデルには以下の形態があります。

通常の運用では、Web-Based Admin Viewのクライアント、管理サーバ、および監視ノードは、"uname -n"実行時出力されるノード名に割り当てられているLANのIPアドレスを使用してお互いに通信を行います。
このIPアドレスは、Web-Based Admin Viewのインストール時に自動的に設定されます。
このため、システムの移動などにより、各ホスト(ノード)のLANのIPアドレスを変更した場合には、Web-Based Admin Viewで設定されているIPアドレスも変更する必要があります。変更方法については、"ネットワークアドレスの変更"参照してください。

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005