PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書
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第4部 Web-Based Admin Viewの操作設定> 第7章 Web-Based Admin Viewの設定の変更

7.3 管理サーバの変更

Web-Based Admin Viewの管理サーバを変更する場合には、以下の設定を行ってください。なお、管理サーバで使用するネットワークアドレスを変更する場合も、同じ設定が必要です。

設定の方法には、各管理サーバまたは監視ノード上で、コマンドを実行して設定する方法と、動作環境設定画面から設定する方法があります。

この設定は、プライマリ管理サーバ、およびセカンダリ管理サーバを固定にした静的な運用形態です。セカンダリ管理サーバを動的に運用する設定については、"セカンダリ管理サーバの運用変更"参照してください。

コマンドで設定する方法

◆操作手順

  1. Web-Based Admin Viewの停止

    "停止"を参照し、全ての管理サーバおよび監視ノードのWeb-Based Admin Viewを停止します。

  2. 管理サーバのIPアドレスの設定

    (例)を参考にして、以下のコマンドを全ての管理サーバおよび監視ノードで実行してください。

    #/etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam primary-server <プライマリ管理サーバのIPアドレス>

    #/etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam secondary-server <セカンダリ管理サーバのIPアドレス>

    (例)

    プライマリ管理サーバとセカンダリ管理サーバのIPアドレスをそれぞれ"10.20.30.40"と"10.20.30.41"にした場合:

    # /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam primary-server 10.20.30.40

    # /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam secondary-server 10.20.30.41

    と実行します。

    管理サーバがプライマリ管理サーバだけの場合は、セカンダリ管理サーバのIPアドレスにはプライマリ管理サーバのIPアドレスを設定してください。

  3. 管理サーバにおいて、"自ホストを識別するためのIPアドレス(mip)"の設定

    管理サーバで使用するネットワークアドレスを変更する場合、"ネットワークアドレスの変更"参照し、プライマリ管理サーバおよびセカンダリ管理サーバで、それぞれのmipを、手順2で設定したIPアドレスに設定します。

  4. 管理サーバにおいて、"クライアント向けのIPアドレス(httpip)"の設定

    管理サーバで使用するネットワークアドレスを変更する場合、"管理サーバにおけるネットワークの分離"参照し、プライマリ管理サーバ、およびセカンダリ管理サーバ上で、httpipを、その管理サーバのmip、もしくはクライアントから接続を行うIPアドレスに設定します。

  5. Web-Based Admin Viewの再起動

    "再起動"参照して、全ての管理サーバおよび監視ノードのWeb-Based Admin Viewを再起動します。

■動作環境設定画面から設定する方法

◆操作手順

  1. Web-Based Admin Viewの起動

    Webブラウザよりプライマリ管理サーバへアクセスします。

  2. 管理サーバのIPアドレスの設定

    [Web-Based Admin Viewツール]-[動作環境設定]の[システム環境]タブを選択し、[プライマリ管理サーバIPアドレス]と[セカンダリ管理サーバIPアドレス]を設定してください。

    管理サーバがプライマリ管理サーバだけの場合は、セカンダリ管理サーバのIPアドレスにはプライマリ管理サーバのIPアドレスを設定してください。

    なお、[セカンダリ管理サーバ自動選出]を"する"に設定した場合には、[セカンダリ管理サーバIPアドレス]は設定できません。

  3. 管理サーバで"自ホストを識別するためのIPアドレス(mip)"の設定

    "ネットワークアドレスの変更"を参照して、プライマリ管理サーバ、およびセカンダリ管理サーバ上で、それぞれのmipを設定します。

  4. 管理サーバにおいて、"クライアント向けのIPアドレス(httpip)"の設定

    "管理サーバにおけるネットワークの分離"を参照し、httpipを、その管理サーバのmip、もしくは任意のIPアドレスに設定します。

    httpipの設定は動作環境設定からは行えないため、"管理サーバにおけるネットワークの分離"を参照して、wvSetparamコマンドを使って設定してください。
  5. Web-Based Admin Viewの再ログイン

    変更後、動作環境設定を終了する時に、"0051 値を有効にするためにWeb-Based Admin Viewを再起動して再接続しますがよろしいですか?"のメッセージが出力されるので、すぐに反映を行う場合には<はい>を選択し、ログアウト操作を行った後、管理サーバに再接続を行ってください。

    なお、<いいえ>を選択した場合には設定が有効にならないので注意してください。

    メッセージの詳細は、"情報メッセージ"のメッセージ "0051"を参照してください。

動作環境設定画面で変更する方法では、変更時に起動されていない監視ノード等に正しく反映されない場合があります。その場合には、"■コマンドで設定する方法"参照して、コマンドで変更してください。

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