PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版) |
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第5部 保守編 | > 第11章 PRIMECLUSTERシステムのバックアップ/リストア |
バックアップ/リストア用の環境設定ファイルには、ccbr.conf および ccbr.gen ファイルがあります。これらのファイルを vi(1)等のテキストエディタによって編集することで、バックアップおよびリストアの対象となるデータの格納先を変更することができます。
バックアップ/リストアで使用される環境変数および環境設定ファイルは以下のとおりです。
本ファイルには、PRIMECLUSTER のバックアップおよびリストアで使用される変数が定義されています。変数には以下のものがあります。
/var/spool/SMAW/SMAWccbr
本ファイルには、PRIMECLUSTER のバックアップおよびリストアで使用する世代数が格納されています。バックアップおよびリストアでは対象となるファイル名に世代数を付加します。この世代数は 本ファイルに定義されている値を使用し、バックアップが成功するごとに1増加します。
世代数は、cfbackup (1M) / cfrestore(1M) の引数によっても変更することができます。詳しくは各コマンドのマニュアルページを参照してください。
バックアップ時の設定について説明します。
<設定内容>
上記の場合、以下のファイルがバックアップデータとして作成されます。
/var/spool/SMAW/SMAWccbr/fuji2_ccbr1.tar.Z
◆設定手順
バックアップデータの保存先を "/var/spool/SMAW/SMAWccbr"、世代数を"1" に設定します。
設定内容を確認します。
# cat /opt/SMAW/ccbr/ccbr.conf
...
CCBRHOME=/var/spool/SMAW/SMAWccbr
export CCBRHOME
...
#
設定内容を確認します。
# cat /opt/SMAW/ccbr/ccbr.gen
1
#
# cfbackup
08/07/02 11:17:55 cfbackup 1 started
...
08/07/02 11:21:23 cfbackup 1 ended
#
バックアップファイルを確認します。
# ls /var/spool/SMAW/SMAWccbr
fuji2_ccbr1
リストア時の設定について説明します。
<設定内容>
上記の場合、以下のファイルがリストアの対象となるデータとして使用されます。
/var/spool/SMAW/SMAWccbr/fuji2_ccbr1
◆設定手順
リストアデータの保存先を /var/spool/SMAW/SMAWccbr、世代数を1 に設定します。
設定内容を確認します。
# cat /opt/SMAW/ccbr/ccbr.conf
...
CCBRHOME=/var/spool/SMAW/SMAWccbr
export CCBRHOME
...
#
設定内容を確認します。
# cat /opt/SMAW/ccbr/ccbr.gen
2
#
# cfrestore
08/07/02 11:17:55 cfrestore 1 started
...
08/07/02 11:21:23 cfrestore 1 ended
#
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