PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版) |
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第2部 導入編 | > 第6章 クラスタアプリケーションの構築 | > 6.6 クラスタアプリケーションの設定 | > 6.6.3 クラスタアプリケーションの依存関係の設定 |
クラスタアプリケーションに排他関係を設定し、排他関係にあるクラスタアプリケーションが1つのクラスタノードで同時に運用状態にならないようにします。排他関係はスタンバイ運用のクラスタアプリケーション間にのみ設定できます。フェイルオーバが発生した場合は、排他関係にあるクラスタアプリケーションの業務優先度で運用を継続するクラスタアプリケーションを決定します。
排他関係にあるクラスタアプリケーションのフェイルオーバ時の動作を、以下の場合に分けて説明します。
業務優先度の高いクラスタアプリケーションが運用中であるノード、または、業務優先度の高いクラスタアプリケーションがフェイルオーバしてきたノードでは、業務優先度の低いクラスタアプリケーションに対しhvswitch(1M)の-pオプションが実行されます。hvswitch(1M)の-pオプションが実行されたクラスタアプリケーションがどのように状態遷移するかについては、hvswitch(1M)のマニュアルページを参照してください。
また、業務優先度の低いクラスタアプリケーションの起動中に、業務優先度の高いクラスタアプリケーションがフェイルオーバしてきた場合、業務優先度の高いクラスタアプリケーションの起動を最優先するため、起動中の業務優先度の低いクラスタアプリケーションはhvreset(1M)コマンドにより強制終了されます。
hvreset(1M)については、hvreset(1M)のマニュアルページを参照してください。
業務優先度の高いクラスタアプリケーションがフェイルオーバする場合、業務優先度の高いクラスタアプリケーションが常に運用状態になります。
業務優先度の低いクラスタアプリケーションがフェイルオーバする場合、フェイルオーバするノード上に運用状態の業務優先度の高いクラスタアプリケーションが存在しないときだけフェイルオーバします。
すでに運用中であるクラスタアプリケーションの運用を継続します。
すでにクラスタアプリケーションが運用中であるノードでは、後から起動するクラスタアプリケーションに対しhvswitch(1M)の-pオプションが実行されます。
hvswitch(1M)の-pオプションが実行されたクラスタアプリケーションがどのように状態遷移するかについては、hvswitch(1M)のマニュアルページを参照してください。
排他関係を設定するには、排他関係を設定するクラスタアプリケーションのグループを作成します。グループは最大52個まで作成することができます。
排他関係を設定する方法について説明します。
"userApplication Configuration Wizard"のトップメニューで、<userApplication間の依存関係を設定>を選択します。
<次へ>をクリックし、"userApplicationの起動優先度、排他を設定"画面へ進みます。
"userApplication間の依存関係を設定"メニューは、クラスタシステム内に2つ以上のスタンバイ運用のクラスタアプリケーションが存在している場合にのみ選択できます。
<userApplicationの排他設定>を選択します。
<次へ>をクリックし、"userApplicationの排他情報を設定"画面へ進みます。
排他関係を設定するグループを作成し、グループにクラスタアプリケーションを追加します。
設定終了後<次へ>をクリックし、"userApplicationの排他情報を登録"画面へ進みます。
同じ業務優先度の場合は、「高い」に追加しても、「低い」に追加しても同じ動作となります。
設定したクラスタアプリケーション排他関係の設定情報を確認します。
設定した内容が表示されます。
登録情報の内容確認後、<登録>をクリックします。
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