PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版)
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第2部 導入編> 第6章 クラスタアプリケーションの構築

6.3 GFSの初期設定

GFS(Global File Services) ローカルファイルシステムをGDS(Global Disk Services)のボリューム上に作成するためには、GDSのボリュームが存在し、かつ、そのボリュームがACTIVEである必要があります。ボリュームがSTOP状態の場合は、ボリュームを起動してください。

ボリュームの起動方法については、"PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書"の"4.2.3 操作"または"D.4 sdxvolume − ボリュームの操作"を参照してください。

GFS ローカルファイルシステをスタンバイ運用で使用する場合のGFSの設定は以下の流れで行います。

ここで設定するデバイス名、マウントポイントは、"GFS ローカルファイルシステム設定ワークシート"に対応します。

◆操作手順

  1. GFS ローカルファイルシステムを作成します。[Host:primecl01で実施]

    GFSがサポートするファイルシステムタイプの「ローカルファイルシステム」を作成します(GDSの画面からもファイルシステムの作成が可能です)。

    # sfxnewfs /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0001
    # sfxnewfs /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0002

    Primecl02側でhostidを取得します。

    # hostid
    80f175ca
  2. GFS ローカルファイルシステムの初期設定を、以下の手順で行います。[Host:primecl01で実施]
    # sfxnode -a -n primecl02 -i 80f175ca /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0001
    # sfxnode -a -n primecl02 -i 80f175ca /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0002
  3. /etc/vfstab ファイルを編集します。[Host:primecl01で実施]

    vi等のテキストエディタを使用して /etc/vfstabファイルにGFS ローカルファイルシステムのエントリを追加します。行の先頭は、必ず「#RMS#」で始まるようにしてください。

    #RMS#/dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001 /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0001  /disk1 sfxfs - no -
    #RMS#/dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0002 /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0002  /disk2 sfxfs - no -
  4. マウントポイントを作成します。[Host:primecl01で実施]
    # mkdir /disk1
    # mkdir /disk2
  5. GFS ローカルファイルシステムを登録します。[Host:primecl02で実施]
    # sfxadm -A /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0001
    # sfxadm -A /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0002
  6. /etc/vfstabファイルを編集します。[Host:primecl02で実施]

    vi等のテキストエディタを使用して /etc/vfstabファイルにGFS ローカルファイルシステムのエントリを追加します。行の先頭は、必ず「#RMS#」で始まるようにしてください。

    #RMS#/dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001 /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0001 /disk1 sfxfs - no -
    #RMS#/dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0002 /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0002 /disk2 sfxfs - no -
  7. マウントポイントを作成します。[Host:primecl02で実施]
    # mkdir /disk1
    # mkdir /disk2

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