Dynamic Reconfigurationユーザーズガイド I/Oデバイス編
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上へ第2章 交換・増設手順概要
上へ2.2 増設手順

2.2.2 新規冗長構成の追加

冗長構成のPCIカードを新規に追加する場合の手順の流れは、以下のとおりです。
詳細な増設手順については、「第3章 ファイル関連デバイス」および「第4章 ネットワーク関連デバイス」を参照してください。

  1. 増設予定のI/Oデバイス定義追加

    Solaris 8 OEシステムでファイル関連デバイスのDRによる増設を行う場合は、システム運用に入る前に、増設予定のI/Oデバイスを予約定義しておく必要があります。
    増設予定がある場合は、運用開始前に必ずI/Oデバイス定義の確認を行ってください。

  2. システムボードの切離し

    既存のシステムボードにPCIカードを増設する場合は、増設対象のシステムボードを決定し、そのシステムボードを切り離します。

  3. PCIカードの増設

    増設対象のシステムボードにPCIカードを追加し、システムボードを実装します。

  4. システムボードの組込み

    増設したPCIカードを搭載したシステムボードの組込み処理によって、PCIカードを使用可能な状態にします。
    2.の手順でシステムボードの切離しを行った場合には、停止させた上位製品の起動などを行います。

  5. デバイスの増設

    増設したPCIカードにデバイスを接続します。

  6. ドライバの設定追加

    1. PCIカードドライバの設定追加

      ファイル関連ドライバの場合、PCIカードドライバの設定を追加します。

    2. デバイスドライバの設定追加

      ファイル関連ドライバの場合、デバイスドライバの設定を追加します。

  7. 冗長構成の構築

    新規に追加する冗長構成の環境定義や起動処理を行います。

  8. 上位製品(サービス)の設定追加

    増設したPCIカードに関して上位製品の設定を追加します。

  9. 上位製品(サービス)の起動

    増設したPCIカードを使用する上位製品を起動します。


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