Dynamic Reconfigurationユーザーズガイド I/Oデバイス編

1.2 ネットワーク関連PCIカード

ここでは、現在DRをサポートしているネットワーク関連のPCIカードを記載します(2005年3月時点)。下記に示すPCIカードをご使用の際は、「5.1.8 ネットワークドライバの設定変更」を参照してください。
最新のサポート状況については、当社担当営業へお問い合わせください。

機能	PCIカード型名 (機能)	ドライバ製品名	Dynamic Reconfiguration (○：サポート ×：未サポート)			パス冗長化 ソフトウェア (*14)
			活性交換		活性増設
			非カーネルメモリボード	カーネルメモリボード (*1)
Ethernet	X1033A-A X1033A-F および基本LANインタフェース (*2) (10/100BASE-T)	Solaris OE (hme)	○	○	○	SafeLINK 2.2以降 PRIMECLUSTER GLS 4.1以降
	X1034A-A X1034A-F (10/100BASE-T × 4)	Solaris OE (qfe)	×	×	×	SafeLINK 2.2以降 PRIMECLUSTER GLS 4.1以降
	PW008FE1 PW008FE1-F (10/100BASE-T)	FUJITSU PCI 10/100 Ethernet 1.0以降 (カード添付) (*3)	○	○	○	SafeLINK 2.2以降 (*4)(*5) PRIMECLUSTER GLS 4.1以降
	PW008QE1 PW008QE1-F (10/100BASE-T × 4)	FUJITSU PCI Quad 10/100 Ethernet 1.0以降 (カード添付) (*6)	○	○	○	SafeLINK 2.2以降 (*4)(*5) PRIMECLUSTER GLS 4.1以降
	PW008QE2 PW008QE2-F (10/100BASE-T × 4)	FUJITSU PCI Quad 10/100 Ethernet 1.1以降 (カード添付) (*13)	○	○	○	SafeLINK 2.2以降 (*4)(*5) PRIMECLUSTER GLS 4.1以降
	PP028GE1 PP028GE1-F (1000BASE-SX)	FUJITSU PCI Gigabit Ethernet 1.4.1以降 (カード添付) (*7)	○	○	○	SafeLINK 2.2以降 PRIMECLUSTER GLS 4.1以降
	PW008GE1 PW008GE1-F (1000BASE-T)	FUJITSU PCI Gigabit Ethernet 1.4.1以降 (カード添付) (*7)	○	○	○	SafeLINK 2.2以降 PRIMECLUSTER GLS 4.1以降
	PW008GE2 (1000BASE-SX × 2)	FUJITSU PCI DualPort GigabitEthernet 1.0以降 (カード添付)	×	×	×	PRIMECLUSTER GLS 4.1以降 (*8)
	PW008GE3 (1000BASE-T × 2)	FUJITSU PCI DualPort GigabitEthernet 1.0以降 (カード添付)	×	×	×	PRIMECLUSTER GLS 4.1以降 (*8)
	PW008GE4 PW008GE4-F (1000BASE-SX)	FUJITSU PCI Gigabit Ethernet 2.0以降 (カード添付) (*9) (*10)	○	○	○	SafeLINK 2.2以降 (*4)(*5) PRIMECLUSTER GLS 4.1以降
	PW008GE5 PW008GE5-F (10/100/1000BASE-T)	FUJITSU PCI Gigabit Ethernet 2.0以降 (カード添付) (*9) (*10)	○	○	○	SafeLINK 2.2以降 (*4)(*5) PRIMECLUSTER GLS 4.1以降
ATM	GP7B8AT1	FUJITSU PCI ATM 1.2以降 (カード添付) (*15)	○	○	× (*11)	SafeLINK 2.2以降 PRIMECLUSTER GLS 4.1以降
InfiniBand(*12)	PW028SY1	BLASTBAND 1.0以降	○	○	○	PRIMECLUSTER GLS 4.1A20以降

(*1) SafeLINK 2.2以降を使用した冗長構成においてカーネルメモリを搭載しているシステムボードの活性交換は未サポートです。PRIMECLUSTER GLS 4.1以降を使用してください。

(*2) 以下の本体装置のシステムボードに、標準搭載されている基本LANインタフェース(hme)です。
- PRIMEPOWER 800/1000/2000, 900/1500/2500

(*3) 912785-05以降のパッチ適用が必要です。

(*4) マルチパス機能を使用する場合、SafeLINK 2.3を使用してください。

(*5) SafeLINK 2.3 マルチパス機能を使用する場合は、911872-03以降のパッチ適用が必要です。

(*6) 版数1.0の場合は、912216-09以降のパッチ適用が必要です。

(*7) 版数1.4.1以降のドライバおよび912214-03以降のパッチを適用する必要があります。

(*8) 伝送路二重化機能のみ対応しています。

(*9) Solaris 8 OEの場合は、114536-03以降のパッチを適用する必要があります。
114536-03以降のパッチを適用する際に、912314-01以降のパッチが適用されている場合は、事前に削除する必要があります。ただし、912314-01または912314-02パッチについては、削除の際に/platform/sun4us/kernel/drv/fjgi.confファイル(LANインタフェースの設定情報を定義するファイル)が置き換えられますので、あらかじめファイルを退避し、パッチ削除後、必要な部分を復元してください。

(*10) Solaris 9 OEの場合は、114994-03以降のパッチを適用する必要があります。
114994-03以降のパッチを適用する際に、912660-01以降のパッチが適用されている場合は、事前に削除する必要があります。ただし、912660-01または912660-02パッチについては、削除の際に/platform/sun4us/kernel/drv/fjgi.confファイル(LANインタフェースの設定情報を定義するファイル)が置き換えられますので、あらかじめファイルを退避し、パッチ削除後、必要な部分を復元してください。

(*11) 活性増設時には、システムのリブートが必要です。

(*12) PCIカードがInfiniBandである場合の活性交換または活性増設の手順については、"BLASTBAND説明書"を参照してください。

(*13) 913294-03以降のパッチ適用が必要です。

(*14) Solaris 10 OEでは、パス冗長化機能は未サポートです。

(*15) Solaris 10 OEの場合は、FUJITSU PCI ATM 1.3以降が必要です。