Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド |
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第2章 機能 | > 2.7 負荷分散 |
複数の利用者からの認証要求が集中すると認証サーバの負荷が高くなります。その場合には、認証サーバを追加することで認証サーバの負荷を分散することができます。
また、リポジトリサーバにおける認証処理を、更新系リポジトリサーバと参照系リポジトリサーバに分散して行うことにより、リポジトリサーバの認証処理に対する負荷を分散することができます。
更新系リポジトリサーバと参照系リポジトリサーバに分散して認証処理を行うには、認証サーバの定義ファイルに更新系リポジトリサーバと参照系リポジトリサーバを設定する必要があります。
更新系リポジトリサーバを1台、参照系リポジトリサーバを複数台配置し、リポジトリサーバの認証処理に対する負荷を分散することを推奨します。
上図は、認証サーバ、リポジトリサーバによる負荷分散を示したものです。
クライアントからの認証要求はロードバランサ ACEdirectorやInterstage Traffic Directorにより、各認証サーバに振り分けられます。
各認証サーバは更新系リポジトリサーバと参照系リポジトリサーバを複数指定することで通常の認証依頼は参照系リポジトリサーバに接続し、SSOリポジトリの情報を変更する必要が発生した場合(例えば、利用者がロックアウトとなった場合など)にのみ、自動的に更新系リポジトリサーバに接続します。
なお、更新系リポジトリサーバのSSOリポジトリの情報を更新した場合は、InfoDirectoryのシャドウイング機能を使用することにより参照系リポジトリサーバのSSOリポジトリへ更新内容を自動的に反映することができます。シャドウイング機能の詳細については、“InfoDirectory使用手引書”−“D.3 シャドウイング設定”を参照してください。
各認証サーバで優先して接続する参照系サーバを別々に設定することで、リポジトリサーバの負荷分散を行うことができます。
認証サーバを複数配置し、認証サーバの負荷を分散させるシステム構成の設定例については“認証サーバを複数配置し負荷分散するシステム構成”を参照してください。
更新系リポジトリサーバと参照系リポジトリサーバを配置し、リポジトリサーバの認証処理に対する負荷を分散させるシステム構成の設定例については“認証サーバとリポジトリサーバを複数配置し負荷分散するシステム構成”を参照してください。
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