Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド

2.5 利用者の有効期間

　Interstage シングル・サインオンでは、利用者に有効期間を設定することができます。

　利用者に有効期間を設定することにより、SSOリポジトリから利用者を削除することなく一時的に利用者を無効の状態にすることや、利用者を無効とする未来の時刻を設定することができます。
　例えば、社内システム等の利用では、SSOリポジトリに新入社員の情報を新規に作成しておき、入社するまでは、有効期間開始日時を未来の時間に設定する、または退職予定の社員の退職する日時を有効期間満了日時に設定する、という運用が可能です。
　利用者の有効期間は、SSOリポジトリのユーザ情報の"ssoNotBefore"と"ssoNotAfter"に設定します。

　SSOリポジトリのユーザ情報については、“SSOリポジトリの構築”の“ユーザ情報”を参照してください。

• 有効期間開始日時と有効期間満了日時には、"2000年1月1日00時00分00秒"から"2037年12月31日23時59分59秒"の間の日時を設定してください。範囲外の日時を設定した場合は、利用者の認証に失敗します。
• 有効期間開始日時と有効期間満了日時には、同じ日時を設定しないでください。同じ日時を設定した場合には、利用者の認証に失敗します。
• 有効期間開始日時に設定した日時よりも有効期間満了日時に設定した日時の方が早い場合には、利用者の認証に失敗します。